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就活浪人のキャリア論 ─ 運営者「ゆう」
就活浪人を経てベネッセ・リクルートから内定。
300名超の就活相談から得た「自分を正確に伝える力」を発信しています。
■ マッチャーの使い方が分からず、なんとなく登録しているだけの人
■ OB訪問でうまくフィードバックがもらえないと感じている人
■ 社会人側の本音を知った上でマッチャーを活用したい人
マッチャーの使い方を検索すると、ほぼすべての記事が就活生目線で書かれています。しかし受け入れ側として200名以上の就活生と面談してきた経験からいうと、社会人目線でしか語れない「刺さる使い方」と「もったいない使い方」が確実に存在します。
この記事では、実際の相談事例をもとに、マッチャーを最大限に活かすための方法を解説します。

マッチャーでは評価5・200名以上と面談してきました。受け入れ側だからこそ分かる視点でお伝えします。
マッチャー(Matcher)とは
マッチャーは、大学のOB・OGに限らず、さまざまな企業で働く社会人にOB訪問・就活相談ができる無料アプリです。
社会人が「就活相談にのるので〇〇してください」というプランを設定し、就活生がそのプランに申し込む形でマッチングが成立します。ギブアンドテイクの仕組みになっているため、就活生にとってはハードルが低く、気軽にOB訪問を始められるのが最大の特徴です。
【実例】マッチャーで本当に変わった就活生の話
200名以上と面談してきた中で、最も「変化した」と感じた事例を紹介します。
ある就活生は、最初から「数字が出ていてきれいにまとまった」ガクチカを書いて相談に来ました。一見問題なさそうに見えましたが、話を聞いていくと、自分がほとんど関わっていないプロジェクトの成果を「盛って」書いていたことがわかりました。
本人の中には「ガクチカ=数字が上がったエピソードを書かないといけない」という思い込みがあったのです。
当然、面接で深掘りされると答えに詰まる。「なぜそれに取り組んだのか」「自分が具体的に何をしたのか」が語れない。ESは通過しても面接でボロが出るという悪循環に陥っていました。
面談の中で自己分析を丁寧に行い、本人が本当に関わり、感情が動いたエピソードを掘り起こしました。数字的な「派手さ」はなくても、なぜやろうと思ったのか・何が変わったのか・自分の言葉で語れる内容に書き換えた結果、ESの通過率も面接の突破率も明確に改善しました。
💡 就浪ゆうの視点
「ガクチカ=すごい結果の話」という思い込みを持っている就活生は非常に多いです。面接官が見ているのは結果の大きさより、「その人がどう考え、どう動いたか」のプロセスです。自分の言葉で語れないエピソードは、どれだけ数字が派手でも面接では通用しません。
社会人が「もったいない」と感じるマッチャーの使い方
200名以上と面談してきて最も多く見てきた「もったいない使い方」は、質問の解像度が低いまま相談に来ることです。
⚠️ よくあるもったいない質問の例
「ESを見てもらえますか?」「自己PRはこれで大丈夫ですか?」
→ 何をどう見てほしいのかが不明なため、社会人側も的外れなフィードバックになりがちです。
一方、上手な使い方をする就活生は全然違います。「この自己PRの冒頭が弱い気がしているのですが、社会人から見て結論が伝わりにくいですか?改善ポイントがあれば具体的に教えてください」という形で、どの観点からフィードバックをもらいたいのかを明確にして聞いてきます。
💡 刺さる質問の作り方
「良いか悪いか」という抽象的な問いではなく、「この点について、この観点で意見がほしい」という具体的な問いに落とし込むだけで、もらえるフィードバックの質が劇的に変わります。面談前に「今日この面談で何を解決したいか」を1つ決めてから参加しましょう。
社会人が本音で答えたくなる質問とは
受け入れ側として200名と話してきた中で、「この質問は本当に答えがいがあった」と感じた質問があります。
それは、「何を目指して今の会社に入ったのか、そしてそれは今叶っていますか?」という質問です。
就活生もある程度わかっているはずです。人事や社員が説明会で話す内容はきれいごとが多いと。希望通りの仕事が入社直後からできるわけでもないと。だからこそ、この質問には社会人の本音が引き出されます。
「夢に対して今自分はどこにいるのか」「どう頑張れば近づけるのか」を社会人自身が改めて考えさせられる問いで、受け入れ側にとっても価値ある時間になります。
💡 就活のリアルを引き出す質問の考え方
「御社の良いところを教えてください」ではなく、入社前後のギャップや今のキャリアの現在地を聞く質問が圧倒的に効果的です。社会人が「本音で話したくなる問い」を考えることが、OB訪問の質を決めます。
マッチャーを使うべきタイミング【逆算の考え方】
「いつ使えばいいですか?」という質問をよく受けます。私の答えは一貫しています。
💡 マッチャーを使うベストなタイミング
「完成してから使うのではなく、使いながら完成させる」という考え方が正解です。
本命企業のES締め切りの1ヶ月前には最低1回面談を行っておくことを強くすすめています。締め切り1週間前に相談に来ても、改善すべき内容が多すぎて物理的に間に合わないケースを何度も見てきました。
「気になる企業がまだない」という状況でもマッチャーは使えます。むしろそういう状態のときこそ、「どんな業界・仕事が自分に向いているか」をテーマに面談してみてください。社会人の話を聞くことで、自分の興味が具体化されるケースは非常に多いです。
マッチャーの基本的な使い方ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 登録・プロフィール作成 | 大学名・学年・志望業界・相談したいことを記入。充実させるほどマッチング率が上がる |
| ② 社会人を検索・申し込む | 業界・職種・「相談にのれること」などで絞り込み、気になるプランに申し込む。マッチング率は70%以上 |
| ③ 日程調整・事前準備 | 承認後は自分から日程を提案する。事前に相談内容・質問を整理して送っておくと面談がスムーズになる |
| ④ 面談・レビュー記入 | 面談後は必ずレビューを書く。感謝を伝えるだけでなく、次の就活生の参考にもなる |
マッチャーを使う上での注意点
⚠️ 受け入れ側が困る行動3つ
①直前・当日のキャンセル:社会人もボランティアで時間を割いています。キャンセルは前日までに必ず連絡を
②「会うこと」が目的になる:面談後に「何を学んだか」「次に何をするか」を言語化しないと何も変わりません
③プロフィールが空のまま申し込む:志望業界・自己紹介・相談したいことの最低3点を書いてから申し込みましょう
まとめ:マッチャーで変われる就活生の共通点

最後に重要なポイントをおさらいします!
💡 重要なポイントのおさらい
✔ 「完成してから使う」のではなく「使いながら完成させる」が正解
✔ 本命企業のES締め切り1ヶ月前には最低1回面談しておく
✔ 質問は「この点について、この観点で」と具体的に落とし込む
✔ 「御社の良いところ」ではなく、入社前後のギャップを聞く質問が社会人の本音を引き出す
✔ 面談後にレビューを書き、学んだことを必ず言語化する
✔ プロフィールを充実させてからマッチングするとマッチング率が上がる

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