
※手元に作ったESを置いて読み進めるとより効果ができるのでオススメです。
読めるES:1次面接に呼ばれるレベル

1次面接に呼ばれるESは、最低限読み手に伝わる書き方ができています。書き方は意識するだけで手っ取り早く直すことができます!今すぐ1次面接に呼ばれるESに仕上げましょう!
結論から書く
答えは1文目で結論から書いているかです。
実際に以下の設問に対して、あなたのESはどう書き始めていますか?
初歩の初歩のミスですが、意外と多くの人が書いています。この回答では一生1次面接にはたどり着けないので、注意しましょう。
誤字・脱字をなくす
一発で落ちるESの代表が誤字・脱字のあるESです。
誤字・脱字のあるESを出すということは、それだけ志望度が低いということを意味します。
また、仕事の場面でも同様のミスをする可能性が高い人だと思われてしまうため、1次面接前に落とす候補に挙がります。
1文を60文字以内にする
これは書き手になるとよくやってしまう問題で、いろいろな情報を伝えたくなったり、情報を細かく伝えすぎたり、ときには何を伝えればいいか分からなくなってしまい、その結果1文1文が長くなってしまうという状態です。
と書いてみました。
上記は101文字で書いてみましたが読みにくいと感じませんでしたか?
読み手のときにはどんな文章が分かりにくいか知っているのに、書き手になると急にそのことを忘れてしまうことがあります。常にESには読み手がいるということを意識して書きましょう。
そのため、1文は60文字以内にすることを気を付けましょう。
話が脱線しましたが、文が長ければ長いほど人の記憶には残りにくくなります。
だからこそ、1文は短くを意識しましょう!
アルバイト先などでしか使わない言葉を言い換える
アルバイト先で使っている言葉は誰でも分かる言葉に書き換えましょう。そうしないとそのワードの意味が分からないため情報を正しく伝えることができなくなります。
ESで気を付けるべきことは読み手が理解できることです。
そのためには言葉の選び方にもこだわりましょう。下記の例のように、ワードを書き換えるときはそのワードの人がやっている活動や役割を言葉にしてあげると分かりやすくなります。
指示語(こそあど言葉)は極力避ける
「これ」・「それ」・「あれ」などの指示語を使うことによって、読み手が内容を読み返す必要が出てきます。わざわざ読み返す必要が出てしまうESだと、内容が入りにくくなってしまいますよね。
指示語が指す内容がすぐに分かればいいですが、ESのような複雑な内容になると指示語が指している内容を読み解くのも一苦労します。
だからこそ、指示語は極力使わないようにしましょう!
とはいえ、どうしても指示語を使ったほうが書きやすいというケースもあるかと思います。
そんな時におすすめの方法は「指示語+名詞」です。
ですます調にそろえる
文の終わりが「ですます調」と「である調」が混ざった状態だと、読み手に幼稚な印象を与えてしまいます。

「ですます調」と「である調」ってどっちに統一すればいいの?
「ですます調」には敬語としてのニュアンスが含まれているけど、「である調」には含まれていません。ESという性質上、敬語を使ったほうがいいでしょう。
企業が読むESにわざわざ敬語を使わない人はいないでしょう。
というわけで私は「ですます調」の使用をオススメします。
書き言葉を使う(話し言葉を使わない)
書いた文章が幼稚に見える原因として、ESに話し言葉が混ざっているケースがあります。
以下の文のおかしな点は何でしょうか?
この文では「(な)ので」が話し言葉になっています。
また、「始めました」は「着手しました」と書き換えることで社会人らしい言葉遣いに変わります。

でも言葉の言い換えって難しくて、自分じゃ思いつかないよ・・・
という人もいるかと思います。そんな時は類義語辞典を活用しましょう!
句読点を打ちすぎない
句読点を打ちすぎている文は内容が長くなって読みにくい可能性が高いです。
そのため、1文に3つ以上句読点があるなら書き直したほうがいいでしょう。
主語(行動主)を書く
主語を書かない人なんているの?と思った方もいるかと思います。
実はこれ、結構な数でいます。
特に行動の主体が入れ替わってしまうと、読んでいる内容が一切分からなくなります。
目的語を書く
「主語(行動主)を書く」と似ていますが、こちらは主語以上に抜けていることが多いです。
日本語は繰り返しを避けて省略を好む言語です。
そのため、気づかないうちに目的語が抜けてしまうケースがあります。
ただし、文字数が多くて削りたいときもあると思います。
そんなときは削りたい目的語の前文を確認しましょう。
前文と同じ目的語であれば削っても読み手は理解できます。
なので、そこは削っても問題ないです。
しかし、前文も目的語と違う場合は削ってしまうと内容そのものを読み間違えてしまいます。
再度ですが書いたESの目的語がずれていないか確認しよう!
与えられた文字数の9割以上を埋めている
ESが400文字なら360文字以上、200文字なら180文字以上は必ず埋めましょう。
そもそも、必要な文字数が埋まらない状態=やる気がない=志望度が低いことを意味します。
※というよりも、普通は文字数が足りないとなるはずです。
前提情報が書かれている
「ES(エントリーシート)の書き方はPDCAを意識するだけ」でもお伝えをしましたが、前提情報を正しく書くことで、読み手が状況を正しく理解することができます。
前提情報が抜けているESでは、なぜ頑張る必要があったのか伝わらず、必然性を感じられないESとなってしまいます。
主述をそろえる
ESを書くのに集中していると、主語と述語がそろっていない文になってしまうことがあります。
読んでいてい違和感を覚える文になるため、これも必ずチェックしましょう!
実際の行動を書く
考えたこと・思ったことをESに書いてしまう人がいますが、それでは評価されません。
あくまでもESは行動を表現するものです。
そのため、ワードであなたがやった活動部分だけ色を変えるなどして、実際の活動がかけているかをチェックするといいでしょう!
自分の行動を書く
自分の活動なのか、チームメンバーの活動なのかはっきりさせましょう。
あいまいな書き方をすると、変に面接で質問されることにつながります。
また自分の行動を書くのがESだからこそ、他人の活動を書いてしまうと文字数が圧迫されてしまいます。
5W1Hが盛り込まれている
分かりやい文章ってどんな文章でしょうか?
ズバリ必要な情報をちょうど良い分量で書いた文章が分かりやすい文章です。
書き手にとっては当たり前の情報でも、読み手にとっては書かなければ分からないことは沢山あります。
情報の抜け漏れをなくすには書き出しで5Wを書き、実際の行動で1Hを加える書き方が大切です。
伝えるES:2次面接に呼ばれるレベル

2次面接呼ばれるためには、自分の活動をしっかり正しく伝える必要があります。そのためのコツをここでは確認しましょう!
数字を盛り込んでいる
ESの読み手は、分かりにくい話を嫌います。
もしあなたのESに「成果が出た」「結果が出た」「伸びた」「増えた」といった言葉が使われていたら、分かりにくいESになっているので要注意!
抽象的な言葉は数字に置き換えることで、やったことの凄さを客観的に伝えることができます。
想いも行動も盛り込まれている
ESを書いてみたら、ありきたりなものになってしまうことがあります。
なぜESがありきたりに見えるのかというと、自分らしさを上手く伝えることができていないからです。
では、自分らしさってどのように伝えればいいのでしょうか?
それは気持ちや思いなどの感情を盛り込めばいいのです。
なぜなら、とった行動は同じでもその裏にある感情は人それぞれだからです。
だかこそ、感情を盛り込んだ文章を作りましょう!
活動の目的・狙いが盛り込まれている
どんな活動にも、必ず狙いや目的があります。
それはESにおける活動も例外ではありません。
逆に狙いがないまま活動をしているのであれば、それは再現性の低いアピールになってしまいます。
「ES(エントリーシート)の正しい書き方はPDCAを意識するだけ」でも説明をしましたが、狙いがない活動では結果の振り返りはできません。
あなたの活動の正しさを証明するために必ず目的・狙いを盛り込みましょう!
前提情報を書きすぎていない
あなたのESには前提の情報は書かれているでしょうか?
「前提情報が書かれている」でも説明した通り、前提の情報がないと読み手には伝えたいことは伝わりません。
しかし、前提を情報を盛り込みすぎてしまうと、本当に伝えたいあなたの行動部分の文字数が圧迫されてしまいかえって伝えたいことが伝わりにくくなります。
そのため前提の情報は多くても全体の2割までにとどめておきましょう!
結果の出たエピソードである
どんな内容のESを書いたとしても、やはり結果の出ていない内容では良いESとはいいにくいです。
とはいえ、「誇れる結果なんて出ていないよ・・・」という人もいるかと思います。
そこで知っておいてほしいのは「結果(反応)=アウトプット-前提」ということです。
例えば「東大に入った」という結果を聞くとほとんどの人は「頑張った」と感じます。
しかし、灘高校出身の人が東大に行ったと前提を置くと、上記と同じほど「頑張った」とは感じにくいでしょう。逆に「過去に東大0人の学校」から「東大に入った」と聞くと、もの凄く頑張ったと感じます。
結果は同じなのに感じ方が変わるのは、人は頑張りを結果だけでなく前提の条件からどれだけ逆転ができたかで判断をしているからです。
だからこそ、ビリギャルに共感をする人がいるのです。
話がそれましたが、結果が出ていないという人はそもそも前提の情報でいかに大変であったかを伝えましょう。
主述の間は短く書く
読み手が文を理解できなくなる理由の1つに主語と述語が離れているということがあります。
主語と述語の間に言葉を置かずに、できる限り前後にずらすようにしましょう。
そうすることで、「誰が」・「何をした」という文の幹が読みやすくなるため、文章全体が伝わりやすくなります。
関係のない話が書かれていない
ESを書いていると、詳しく説明しようとするあまり関係ない話が盛り込まれているケースがあります。
ですが、文章は長く詳しく書けば伝わるかというとそういうわけではありません。
実際、論文などは詳しく書いているあまりかえって素人には読みにくいものになっていますよね?
(そもそも論文は素人を読者の対象とはしていませんが・・・)
ESでも自分の活動を知らない人に説明をしようとするあまり詳しく書きすぎてしまっては、伝えたいことが伝わりにくくなります。
ESに書くべき内容は自分を伝えるために必要なことだけです。
それ以外は1文字もいりません。
だからこそ、自分が書いた内容のすべてが本当に必要な内容かチェックしましょう。
自分の活動が全体の半分を占める文字数になっている
「前提情報を書きすぎていない」とも重なりますが、ESで一番盛り込むべき内容が盛り込まれていないESになっていませんか?
ESで一番盛り込むべき内容はあなたが行った活動です。
なぜなら、あなたが行ったことからしかあなたの評価はできないからです。
もしあなたの活動がESの半分も書かれていないようであれば、そのESであなたらしさを伝えることは難しいでしょう。目安はES全体の50%前後を自分の活動にしましょう。
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時系列を守っている
話の時間軸がごちゃごちゃになっていると、活動の原因と結果を結び付けにくいESに見えてしまいます。
ESの中での時間軸をそろえるためには接続詞を上手く活用しましょう!
そして・よって・それゆえ・それから・そこで・そのため・その結果
【逆説】
しかし・けれども・だが・ところが・一方で・にもかかわらず
【並列】
そして・また・かつ
【対比】
一方・逆に・反対に
【説明・補足】
なぜなら・例えば・つまり
せっかくやった活動が正しく伝えるためには活動の時系列を必ず守りましょう!
伝わるES:最終面接まで呼ばれるレベル

最後に最終面接まで進める内容を作っていきましょう!そのためには、ESの内容に踏み込んでいく必要があります。今の活動のレベルを上げるための書き方・伝え方を見ていきましょう!
再現性のあるエピソードである
内定を取るためのポイントは再現性のある自分らしさを伝えることです。そのためには、ガクチカで書いた内容と同じような考え方・アプローチをした引き出しを用意する必要があります。
最終面接ではガクチカだけでなく、小学校の経験までさかのぼって再現性をチェックする企業もあります。そのため、大学時代だけではなく過去の自分も含めて一貫して発揮された強みを伝えることが内定のポイントになるということを知っておきましょう!
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1人ではなく複数人で協働して達成したエピソードである
会社での仕事には1人でできるものはほとんどありません。
そのため1人で行ったエピソードを話してもなかなか評価はされません。
皆さんの経験の中で1人で達成した話ではなく、複数人で協働した話が盛り込めると評価されやすいESになります。
例えば、後輩の指導やチームを組んで働いた経験などがあれば優先して盛り込みたい経験ですね!
逆に勉強や資格の話は1人での活動になりがちなため、評価されにくいので注意しましょう。
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行動の裏にある価値観・考え方が説明できる
「再現性のあるエピソードである」にも重なりますが、あなたがそのアプローチを取った理由が説明できることも、再現性が高いことをアピールできるポイントになります。
あなたがとったアプローチの背景にある考え方を伝えることがポイントです。
なぜなら同じような課題があっても、アプローチ方法は人それぞれだからです。
つまり、同じアプローチをしても人によって「課題に対するものの見方」は異なるということです。
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だからこそ「なんで課題を課題だと感じたのか?」を言語化しておくことで、あなたらしさを伝えることができます。
問題の根本にアプローチした話である
ガクチカの結果(目標設定)を何と置くかによって、あなたの思考のレベルを伝えることができます。
例えば、サークルの新歓を頑張って例年より新入生の人数を増やした話をしたとします。
もしそのような話を書いたのであれば、ほとんどの企業からは評価されにくい内容と評価されます。
なぜなら新入生を増やすこと自体は問題の本質ではないからです。
新入生を増やすことで、何を達成したかったのか?があなたの思考レベルが見える部分です。
そのために必要な課題の根本へアプローチできているかを確認しましょう!
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あなただからこそ達成できたことが説明できる話である
レベルの高い最終面接では、「他の人も別の活動をしている中で、なぜ自分の活動が結果につながったと言えるのか?」という質問がされます。
この質問ではあなたの活動に対する自信とその裏付けを見られています。
その質問に対処するためには、事前に自分の活動の狙い(Plan)と達成度(Check)を明確にしておく必要があります。
自分の活動とその達成度を測る指標が明確になっていれば、他の人の活動があったとしてもその指標に対する影響度が低いことを伝えることができます。
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文章のおかしなところを見つけるには?

文章の読みにくさを生み出す原因は2種類があります。文法的な読みにくさと内容的な読みにくさの2つがあるのでこれを解消しましょう!
2.内容的な読みにくさ
文法的な読みにくさを洗い出す:ワード(Word)の活用
文法的な読みにくさは、ワードを使うことで解消できます!
ワードでは文法的な誤りを指摘してくれる機能があるため、積極的に活用しましょう!
1.ワードの「オプション」を選択
2.「文章校正」を選択し、「Wordのスペルチェックと文章校正」より「設定」をクリック
3.すべての欄にチェックを入れる
4.「スペルチェックと文章校正」をクリックして修正が必要な箇所を見つける
内容の読みにくさを洗い出す:OB訪問でESを見せる
せっかくのOB訪問では自分1人では気づきにくい部分を確認してもらいましょう。
具体的には文法的なミスよりも内容について見てもらうといいです。
特に内容について確認をしてもらう際は以下の点を確認は押さえておきたいところになります。
1.働いているイメージがつく内容になっているか?
⇒他者と協同できるイメージがつくかどうか
2.結果を導くまでの流れで飛躍を感じるところはあるか?
⇒結果を出すための行動・マインドがそなわっているか
3.具体的に突っ込みたくなる観点はあるか?
⇒面接が盛り上がる構成になっているか
まとめ:ESの書き方30のポイント

最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
✔ やみくもに書いてもESの質は変わらない。OBに見てもらうときは内容に踏み込んでもらおう!
✔内容ではなく、書き方の指摘をもらった人は要注意。幼稚なESに見えている可能性が大。
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