文学部が不利だと言われる理由
文学部は就活に不利だと言われますが、なぜなのでしょうか?よく言われる理由について本当なのか解説します!
世の中と関わりの薄い学問だから
文学部は他の学部より社会と関わらないからダメだと勘違いされています。
経済学部や経営学部では、お金の流れや人の動かし方など、実際のビジネスに関わる話は多くなります。
しかし、お金の流れや人の動かし方を知ったからと言って、結果の出せる社会人になるかといえばそうではありません。
勉強ができる人が必ずしも社会において優れた人ではないことを考えれば、簡単にわかることです。
それにも関わらず実生活と関わる機会が少ない学問だからとダメな印象を持たれているわけです。
もしあなたが文学部や教育学部などにいても、人事はそんなことを理由に不合格にはしません。安心してあなたが進みたい企業を受けてください。
おとなしい人が多いから
経済学部などと比べると、おとなしい人が多いのは文学部の特徴です。
私が経済学部で出会った友達と、文学部で出会った友達は少しキャラクターが違っていました。
でも、おとなしいことと社会で役立たないことは関係ありません。おとなしくても物事を深く考えられる人も沢山います。いろいろやっていても、何も考えずに行動している人もいます。
文学部だからだめなのではありません。あなたがどんな行動をする人なのか言語化できれば面接官を納得させることは十分できます。
実際に就活内定率が他の学部より低いから
とはいえ、実際のデータを見ると文学部の就職率は低いというデータがあります。
大学通信ONLINEによると「文・人文・外国語系」の内定率は最低の87.1%なのに対し、「経済学部」や「商・経営系」は90%を超えています。
学部系統別平均実就職率(%) | ||||
学部系統 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 |
法学部 | 87.6 | 86.7 | 85.7 | 83.7 |
文・人文・外国語系 | 87.1 | 86.3 | 85 | 83.5 |
経済系 | 90.1 | 89.3 | 88.2 | 86.7 |
商・経営系 | 90.8 | 90.1 | 89.2 | 87.6 |
国際系 | 87.8 | 87.6 | 87 | 84.7 |
家政・生活・栄養系 | 93.7 | 93.7 | 92.7 | 91.5 |
看護・保健・医療系 | 92.6 | 92.7 | 93.2 | 91.6 |
福祉系 | 91.6 | 92.4 | 91.2 | 91.2 |
農学系 | 92.5 | 91.7 | 90.9 | 89.4 |
薬学系 | 87.3 | 86 | 84.8 | 84.1 |
理工系 | 92.7 | 92.3 | 91.5 | 90.5 |
やはり、学腕比較すると文学部は就活に不利なように感じます。では、なぜ文学部は就活の内定率がこんなにも低いのか、実体験を踏まえてお伝えします。
実際に文学部だと不利になること
文学部の内定率は低いですが、その多くは学部の雰囲気が問題です。周りに流されないように気をつけるべきポイントを解説します!
就活のスタートが遅い
文学部の人たちは就活のスタートが遅いです。どれくらい遅いかというと、夏のインターンに参加する人はほとんどいないレベルです。
経済学部にいたときには夏のインターンは半分以上の友人が参加していました。その結果、夏明けには就活モードになる雰囲気が勝手に出来上がっていました。
しかし、文学部では公務員を目指す人も一定数いるため、夏のインターンに参加する人の数がとても少ないです。その結果、夏が明けても就活がスタートしていることに気がつかず、スタートが遅れてしまう人が多くなります。
周りに就活をしている人がいない
文学部は公務員を目指す人が一定数いるため、就活の情報が入って来にくい環境にあります。
自ら就活の情報を得に行かないかないと、気がついたら取り戻せないくらいの差をつけられていたなんてことになりかねません。
就活は情報戦です。「あのインターンに参加すると参加者だけのイベントに呼ばれる」「あのインターンから特別ルートに呼ばれる」などといった情報をキャッチできているだけだ、内定はグッと近くなります。
あなたの周りにはどれくらい就活をしている人がいますか?もしも就活をしている人が半分もいないならば、その環境が当たり前だと思うのはやめましょう。
ゼミの成果が分かりにくい
ゼミの活動が個人活動になりがちなのも文学部の特徴です。
文学について学んだり、言語について学んだりするときに、他の人とディスカッションをすることはあっても、チームで何かを作り上げる機会は他の学部よりも少ないです。
経済学部生のように、ビジネスコンテストに参加したりすることもないため、ゼミでの活動はどうしても伝えにくいものになりがちです。
だからこそ、「何のために」その活動をしたのかハッキリと伝えられる準備をしましょう。
どうやって内定を量産するか
ここまでは文学部のダメなところについて触れて来ました。文学部だと就活に不利だと感じたみなさんに、就活で成功する秘訣を伝えます!ぜひこれから伝えることを実践してみてください!
今すぐインターンに向けて準備する
就活は誰よりも早く始めた人が泣いている近づきます。
周りの友達が何もしていないからといって、世の中の大学生が何もしていないわけではありません。
他の人が就活を始めているかを知るために私は以下のことを行っていました。
・ 1つでも多くインターンに参加する
・就活情報サイトを活用する
・OB訪問を行う
この3つを行ったことで、世の中の就活の状態を知ることができ、自分の状態が遅れていることを知ることができました。
特に、インターンに参加したことで他の大学の他の学部の就活友達を作れたことが1番大きかったです。
他の企業の情報が入ってくるだけでなく、選考状況などがわかることで、自分自身を引き戸に走らすことができました。
もしあなたが文学部や教育学部といった就活のスタートが遅い学部にいるならば、この記事を見た瞬間からインターンにむけて動き出しましょう。
情報収集を人一倍行う
就活を情報戦です。人一倍多くの情報を得るためには、直接情報を集めるOB訪問と一度に多くの情報を集められるネットの活用が必須です。
ネットをうまく活用することで、就活について身近なものとして感じることができるようになり、何をやらなければいけないのかを考えるようになります。
特に最初のうちは企業について何もわからないためなかなか興味がわきにくいです。その時は、業界地図を活用して世の中にどんな仕事があるのかということを理解することから始めると良いでしょう。
業界地図について気になる人は以下の記事を参考にしてみてください。
またOB訪問をすることで、どの時期にどんなことを行っておけば就活がうまく進むかイメージをすることができます。実際に働く人から仕事内容や働き方について聞くことは、就職について考えるきっかけにもなります。
就活に遅れてしまう人と言うのは、1歩目のスタートが遅い人です。逆に1歩目をクリアできれば、自然と2歩目3歩目と進みます。
就活に関する情報の多さと就活への取り組み度は比例します。他の学部よりも情報が入りにくいからこほ、人一倍情報集める努力をしましょう。
就活仲間を増やす
就活仲間を増やすための方法は2つあります。
・インターンに参加すること
・就活のイベントに参加すること
インターンに参加する学生というのは就活に対して取り組んでいる学生と言うことです。
インターンに参加することで他の大学生の就活状況について知ることができます。自分にとっての刺激となり、より頑張るきっかけになります。
また、少人数の就活のイベントに参加することも就活仲間を増やすのに有効です。
私はグループディスカッション対策ができるDeibaと言うイベントで就活の友達を作りました。
就活では自分1人で頑張り続けることが難しいからこそ、一緒に就活する仲間を増やすことが大切です。自分の行動と知識をよくするために、自分の環境を変えていきましょう。
まとめ:文学部は就活に不利なのか?
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
2.文学部は周りに就活生が少ないからこそ、いち早く行動しよう!
3.インターンに参加して就活仲間を増やそう!
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