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就活浪人のキャリア論 ─ 運営者「ゆう」
就活浪人を経てベネッセ・リクルートから内定。
300名超の就活相談から得た「自分を正確に伝える力」を発信しています。
■ 面接の逆質問で何を聞けばいいか分からない人
■ 「特にありません」と答えてしまった経験がある人
■ 逆質問で面接官に好印象を与えたい人
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる逆質問。「特にありません」と答えてしまったり、とりあえずネットで調べた質問をそのまま使ったりしていませんか?
実は逆質問は、選考の合否を左右する重要な場面のひとつです。相談300件の中で、逆質問の質が高い就活生ほど面接の評価が高い傾向が明確にありました。

この記事では、評価される逆質問と評価されない逆質問の違いと、具体的な逆質問の準備の仕方をお伝えします。
評価される逆質問の条件
評価される逆質問には明確な条件があります。それは「意味のある逆質問であること」と「逆質問の意図が伝わること」の2点です。
例えば次のような逆質問は、意図まで含めて伝えられている好例です。
💡 評価される逆質問の例
「商品部と営業部の間で異動が発生することはありますか?私は将来は商品サイドを正しく理解したうえで、営業における管理職になりたいと考えています。志望するキャリアを実現できる可能性があるか確認したく、お伺いさせていただきました。」
この逆質問が評価される理由は3つあります。
💡 評価される逆質問の3条件
① 質問の意図が明確に伝わっている:なぜその質問をするのかが分かる
② 自分のキャリアへの考えが見える:将来の方向性が具体的に語られている
③ 仮説を持って質問している:ネットで調べれば分かる情報ではなく、自分なりの考えがベースになっている
評価されない逆質問のパターン

逆質問の意図を聞かれた際に答えられない質問は、全て評価されないと思ってください。つまり、場当たり的な質問になっているケースです。
⚠️ 評価されない逆質問のパターン
・ネットや採用HPで調べれば分かる情報を質問している
・質問の意図が自分の中にない(なんとなく聞いている)
・「特に質問はありません」と答える
・仮説なしに情報収集だけを目的とした質問をしている
特に「採用HPに書いてある情報」や「説明会で聞けば分かること」を逆質問してしまうのは、企業研究の浅さを露呈することになります。必ず事前にできる限り調べたうえで、「調べてもわからなかったこと」や「自分なりの仮説を持って確認したいこと」を質問するようにしましょう。
評価される逆質問の具体例
相談の中で「これは良い逆質問だ」と感じた具体例を2つ紹介します。意図の伝え方も合わせて確認してください。
例①:業界トレンドと自社の強みを絡めた仮説型の質問
💡 逆質問の例①
「今の業界の環境変化で〇〇ということが起きているかと思いますが、御社の強みである××は、この変化によってポジティブに働くでしょうか?私の考えでは△△という点がハードルになるのではないかと思い、お伺いさせていただきました。」
この質問のポイントは、「自分なりの仮説(△△がハードル)を持ちながら確認している」点です。単なる情報収集ではなく、就活生自身が業界と企業を深く考えていることが伝わります。
例②:OB訪問の経験をもとにした社員の特徴を確認する質問
💡 逆質問の例②
「働かれている方の特徴はありますでしょうか?また、御社社員様における得意・不得意な点はありますか?御社の●名の方とOB訪問をする中で、××という共通の性格や雰囲気を感じましたが、ご縁をいただけた際の働く環境への解像度を高めたく、ご質問させていただきました。」
この質問のポイントは「OB訪問で得た情報をもとに自分の仮説(××という共通の雰囲気)を持ち、確認している」点です。複数のOB訪問をしていることのアピールにもなります。
逆質問は何個・どう準備するか

逆質問は最大5つほど用意しておくことをオススメします。企業によっては「15分間、好きなだけ逆質問をしていいですよ」というスタイルの面接もあるため、余裕を持って準備しておくことが大切です。
💡 逆質問の準備のポイント
・最大5つ用意しておく
・1問1答で終わらせず、複数回の会話のキャッチボールを意識する
・面接官の回答に対して深掘り・広げる質問を返せるように準備する
面接官の役職別:逆質問の使い分け方
逆質問は面接の段階・面接官の役職によって使い分けることが重要です。
💡 面接の段階別・逆質問の使い分け
一次面接(若手・現場社員が面接官)
→ 現場や実務に近い話を質問する。実際の業務内容・日々の働き方・職場の雰囲気など、現場の人が答えやすいテーマを選ぶ。
最終面接(役員・管理職が面接官)
→ 経営方針・市場トレンドを踏まえた戦略・業界の将来展望など、大局的なテーマを質問する。実務レベルの細かい話は避ける。
面接官が答えやすいテーマを選ぶことで、逆質問後の会話が盛り上がりやすくなります。これも評価につながる重要なポイントです。
逆質問を「会話」にするテクニック
逆質問で高評価を得るには、1問1答で終わらせないことが大切です。面接官の回答に対して次の3種類の返し質問を使いながら、会話のキャッチボールを続けましょう。
💡 逆質問を会話にする3つの返し方
① 深掘りする質問:「つまり××ということですか?」
② 話題を広げる質問:「そのほかにはありますか?」
③ 違いを確認する質問:「同業他社との差は特にどこにあるとお考えですか?」
⚠️ 返し質問が浮かばない時の対処法
どうしても面接官の回答に対する質問が浮かばないことがあります。そういう時は「大変理解が深まりました。ありがとうございます。」と切り上げるのも手です。ただし、この切り上げセリフは1回までにしましょう。何度も使うと会話が続かない印象を与えてしまいます。
まとめ:評価される逆質問を準備するために

最後に重要なポイントのおさらいです!
💡 重要なポイントのおさらい
✔ 評価される逆質問は「意味があること」と「質問の意図が伝わること」の2点が必須
✔ ネットで調べれば分かる情報への質問はNG。必ず仮説を持って質問する
✔ 逆質問は最大5つ用意しておく
✔ 一次面接は実務寄り・最終面接は経営・戦略寄りの質問を使い分ける
✔ 1問1答で終わらせず、深掘り・広げる質問で会話を続ける
✔ 切り上げセリフ「大変理解が深まりました」は1回まで


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