面接への経験が深まってくると1度は、めちゃくちゃ面接が盛り上がったのになぜかお祈りメールをもらったという経験をします。
逆に、面接があんまり盛り上がらなかったのに、なぜか受かったという経験をする人もいるかと思います。

なぜ盛り上がったのに落ちて、盛り上がらなかったのに受かるということが起きるのでしょうか?
その多くの原因は面接官の気持ちを理解していないからです。
面接は盛り上がったら受かるのではなく、質問に対する回答をしっかりしてくれ、求める人物像に合っていれば受かります。
内定のために目指すべきは、盛り上がる面接ではなく受かる面接です。

今回は受かる就活生と落ちる就活生が面接でどんなことを行っているのかまとめましたので、ぜひこの記事でいい面接とは何か?を理解しましょう!
そもそも受かる人の面接とは?

受かる人は面接官が知りたいことを理解しています。今受かっている人も、無意識に行っているようではまだまだです。どんなことを意識しているかぜひ確認してみましょう!
自分の経験を話している
面接では自分の経験(=実際に行ったこと)を話すことがポイントの1つです。なぜなら、面接官はあなたのバックグラウンドを知らないため、どんな人なのか理解するには経験からしか想像できないからです。
では経験のベースを伝えるために大切なことは何でしょうか?
その考えに至る原体験を伝えることです。
実はみなさんのどんな判断においても、必ず過去の経験がベースとなって動いています。
人は行動をするためにはその前提としてマインドがあるからです。

「過去の経験がベースとなる」ってどういうこと?
例えば、初対面の人と打ち解けるのが得意な人もいれば、話しかけるのが得意でない人もいると思います。打ち解けるのが得意な人は、過去に家族が転勤族で新しい人間関係を築く機会が多かった人や、打ち解けたことで何かいい思いをしたことがある人なはずです。
だからこそ、(無意識だとしても)打ち解けるためには何をすべきか知っているので、初対面の人と早く打ち解けることができるのです。
同じように、面接ではなぜそんな行動をとったのか?というバックグラウンドを自分の経験を交えて伝えることができれば、面接官にあなたらしさを理解してもらえるので、面接を通過できる可能性が高いということです。
話すべきことだけ話している
面接でどれだけ良い話をしても内容が長くなると理解してもらうことができなくなります。
自分のことを上手に話す就活生は余計な情報は一切伝えず、面接官が知りたいことのみを話しています。そのため、やり取りだけ見ると一見短く見えますが、実際には面接官が知りたい情報を網羅しているため、やり取りとしては問題がないのです。

話しすぎかどうかってどうやって判断すればいいの?
あなたの話が端的かを判断する基準は、話している時間が30秒以上になっているかで分かります。30秒以上話していると、話し方が上手でも聞き手が内容を覚えておくことは難しくなります。そのため、話が分かりにくいという印象を面接官に与えることになります。
ぜひ鏡の前で話す訓練をしてみましょう!参考としてニュースキャスターをまねると丁度よいスピードとまとまりの文章になりますよ。
ちなみに、どうしても1分以上話さざるを得ない状況もあると思います。説明が長くなりそうなときは「話が長くなってしまいますが」と前置きをしましょう。そうすることで、面接官も話を聞く体制になってくれるので、おすすめです!
伝えたい内容が絞られていて、軸が1つになっている
そして、面接を通して一番伝えたいことは「あなたがどんな人なのか?」ということです。
・どんな時に頑張れる人なのか?
・どんな時に喜びを感じれる人なのか?
・どんな強みを持っているのか?
・どんな経験から上記を証明できるのか?
などなど
言い換えると、自分の強みを理解していて、その強みを面接官に理解してもらうために話の構成を事前に行っています。だからこそ、話す内容は多岐にわたっても伝わるイメージはぶれません。
どんなエピソードも必ず強みを伝えるための材料でしかないということを意識して面接にのぞんで、面接官側に伝わるイメージをシャープにしましょう!
まだ、伝えたい強みができていない人は強みをつくることと、強みが伝わっているかを確認するといいですね!強みを見つけるためには、「絶対内定2022: 自己分析とキャリアデザインの描き方」を活用してみましょう。その上で無料で使えるdodaキャンパスやOfferBoxなどで、強みをアピールしてみて企業側の反応がもらえるかチェックしましょう!
なぜ面接が盛り上がったのに落ちるのか?

受かる人の面接のイメージがついたところで、落ちる人の特徴も把握しておきましょう!受かる人と逆のことを行っているのが落ちる人の特徴です!
自分の想いだけ熱く語っている
面接では自分の経験をベースに伝えることが大切ですが、それは想いを語ることとは大きく異なります。想いを伝えるときには、必ず行動もセットで語るようにしましょう!
なぜなら「こんなことをしたい!」「こんな夢がある!」ということを語るだけでは、口だけで行動できない人だというイメージがつきます。本当に想いがあれば行動をしているはずです。
あくまでも面接官が知りたいことは、あなたがどんなことができそうか?ということです。そして、できそうなことをイメージしてもらうには過去の行動をベースに伝えることが必要です。
一方的に話をしている(話が長い)
話は伝えることが目的ではなく、伝わって(=理解されて)初めて意味を成します。面接が下手な人ほど一方的に語ってばっかりで、質問へ答えることができていません。
一度に伝えたい情報がたくさんあったとしても、30秒以上話せば相手はに何も残りません。だからこそ、短く端的に回答することが通る面接には必要なんです。
話が長くなりがちな人は、まずは30秒だけ話すイメージをつけるために時計で図って自己PRをしてみましょう!おそらく、多くのことを伝えることは難しいはずです。限られた情報しか話せないからこそ、相手に必要な情報のみ伝えることができます。
いろんなことを伝えてしまい、軸がぶれている
どれだけ話したいことがあっても、情報を削って必要なものだけ伝えることが大切です。
そこで話す際には木をイメージするといいでしょう。
あくまでも伝えるべきは幹の内容1つだけです。
それ以外の話はその話を補完するための材料(=枝葉)でしかありません。
自分が今話していることは幹をサポートするための枝葉になっているのかを意識することで、内容はシャープになるはずです。ぜひ、意識をしてみましょう!
落ちないために心がけたいこと

では、最後に面接を通過するために意識すべきことをお伝えします。一度にすべてを意識するのは難しいですが、1つ1つを意識してみることでできるようになるはずです!
結論ファーストで話を始める
どんな質問にも結論を最初に答えることで、話の着地点が決まるため長々と話すことがなくなります。

「あなたが頑張ってきたことは何ですか?」と聞かれた場面を想像してみましょう。
ダメな就活生の場合は、質問に対して結論から話さないので話が長くなってしまい、最終的に質問を忘れてしまい着地がズレたことをしています。そうすると、一方的に話をしているように見えて、面接官側から見るとコミュニケーションが取れていないとみなされて落とされるわけですね。
質問文をそのままオウム返しで使うことで、考える時間を稼ぐこともできます。質問に端的に答えることで面接官も会話のキャッチボールができる人だなと好印象を与えることができます。
面接官の知りたいことを意識する
面接の中でされる質問には必ず「これを聞き出したい」という意図があります。
この意図を汲み取ることができれば、面接中に無駄なやりとりも減って、一見淡々としたやり取りに見えるけど、評価されるやり取りにつながります。
例えば、自己紹介を求められたときに、皆さんは何と返事をしているでしょうか?
多くの場合は、大学名や学部と頑張ってきたこと触れることにとどまっているケースが大半です。
しかし、面接官が知りたいことはあなたがどんな人間なのか?何に頑張ることができるのか?ということです。
つまり、その答えを自己紹介の段階で伝えてあげることができればそのあとの面接は、人間性があっているかを確認するために裏付けとなるエピソードに絞って質問をするだけでよくなります。
一方で、自分の人間性を伝えていない場合、面接官は①人間性②人間性を感じ取れるエピソードの2つを質問していく必要があります。
そうなると無駄なやり取りが増えてしまい、1つ1つのエピソードを話す時間が限られてしまいます。だからこそ、面接でされる質問は何を知りたくてその質問を行っているかを理解しておくことが必要になるんです。
面接官の質問の意図を理解するためには、場数を踏むだけでなく、そもそも質問の意図を知っておくことが必要です。面接官の質問への理解を深めたい人は、絶対内定を活用すると良いです。
これだけは伝えたいということを持っている
そして、面接では必ず「自分のこの点だけは必ず理解してほしい」という点を持っておくことが大切です。
時間が限られている中で、たくさんのエピソードを話してしまうと1つ1つのエピソードが薄れてしまいます。深掘りする時間さえあれば、いいエピソードだったとしても、限られた時間の中で最大限の印象付けができなければ意味はありません。
例えば、ガクチカでの課題提示を3つも4つもしてしまうと、それらを理解してもらうだけでも時間がかかってしまいます。みなさんだって、3つも4つも課題を聞かされたくないですよね?
限られた時間の中で最大限の印象を与えるには、伝えたいことだけ話すことです。これだけは伝えたいという強い目的意識をもって面接にのぞみましょう。
まとめ:受かる人と落ちる人の面接の違い

最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ 伝えたいことだけでなく、面接官が知りたいことを理解しよう!
▶ 伝えたいことは1つ2つに絞って、伝わるように話をしよう!
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