そのため、1人で多くの内定を持っており選べる就活生がいる一方で、最終までは行くのになぜか内定が取れない就活生も一定数います。
そういった人たちを見ていると、それなりに面接に慣れており話すことはできるけど、あと一歩ことの人である必要性を感じさせるエピソードにかけているということが多いです。
最終面接前までは落とす人を選ぶ面接ですが、最終面接は一緒に働く人を選ぶ面接です。
だからこそ、相手から選ばれる準備をしっかりして、いい形で最終面接を迎えましょう!
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最終面接で聞かれる10の質問
ここでは、最終面接でよく聞かれる10の質問をまとめました!実際にあなたならどう答えるか考えながら確認してきましょう!
【その1】なぜ同業他社ではなく、当社を志望しているのか?
企業を志望する理由は1次面接でも聞かれる質問ですが、最終面接になるとより本質的な部分でなぜ他ではないのかを伝える必要があります。
そのため、「出会った社員さんに憧れて」や「大きい規模で仕事ができる」だけでは不十分で、「なぜそういう社員さんがいる場だと活躍できるのか?」という視点や「なぜ大きな規模で仕事ができるといいのか?」がという本質を踏まえて語れないと、他の就活生との差をつけることは難しいでしょう。
【その2】あなたのモチベーションの根源は何か?
仕事で活躍し続ける人は、自分自身をコントロールすることに長けています。特にモチベーションコントロールが上手いです。どんな時にモチベーションが高まり、どんな時に下がるかを客観視できているか理解していれば、結果を出しやすい人だと感じてもらえます。
【その3】10年後のビジョンを教えてください
活躍できる社員は、将来のビジョンをしっかりと持って業務に取り組んでいます。10年後のゴールをしっかりと持っていることで、社内でのキャリアをどのように考えているのかが見えます。
【その4】当社でやりたいことがビジネスとして成功する理由を教えてください
最終面接で受かるためには想いだけでなく、その想いを形にする必然性が語れることもポイントです。特にやりたいことだけを考えてしまうと、よく考えると誰も買ってくれないというアイデアだけが独り歩きしている企画もよく見受けられます。
良い企画とは会社・顧客・自分のそれぞれにメリットをもたらす企画です。ぜひその3観点を押さえた内容になっているか注意しましょう!
【その5】強みが生まれた原体験を教えてください
個々の強みをチームでまとめて、いいアウトプットをするのが仕事です。つまり、自分の強みをはっきりと理解できていなければ、チームへの貢献はできません。
また、自分の強みをしっかりと理解できている人は辛いときにも強みという支えをもとに頑張りぬくことができます。だからこそ、強みを原体験レベルから語れることが大切なんです。
そのためには、強みが生まれた環境とその環境の中で強みを感じさせる話が必要になります。
【その6】上の方針と下の方針が合わないとき、あなたはどうするか?
仕事において難しい場面の1つは板挟みになる場面です。
そんな時にあなたの振舞い1つが、会社の方針やメンバーの活動に良くも悪くも影響を与えます。
だからこそ、そのように振舞るのかを考えおく必要があります。
【その7】成果を出す上で必要だと思うことは何か?
優秀な社員は成果を出す上で外してはいけないポイントを正しくおさえています。ざっくり分けると以下のような要素から構成されています。
その中でどのポイントに絞った話をするかであなたが大切にしていること(=価値観)が見えてきます。この価値観がガクチカとずれないことが大切です。
そのため場合によっては「成果」が何を示しているのか面接官の意図をすり合わせるために質問をするのもいいでしょう。
【その8】(ガクチカに対して)なぜ結果を出すことができたか教えてください
一過性の結果ではなく、再現性の高い行動をしているということは、入社後も活躍できる社員である可能性が高いということです。
いかにしてガクチカから本質的なエッセンスだけを抽出することができるかで、見え方・見せ方が大きく変わります。
【その9】(ガクチカに対して)なぜ諦めなかったのか教えてください
仕事において大変な時は必ず来ます。そんな時にどうやって乗り越えたのか、どんな気持ちで向き合ったのかによって、仕事での働くイメージが見えてきます。
何かを達成したいという絶対的な思いをもって行動することができる人だと判断されれば、志望動機さえかけていれば活躍できるイメージを持たせることは必ずできます。
【その10】希望の部署につけなかった場合、どうしますか?
入社することができても、必ずしも希望の部署にいけるとは限りません。そのため、やりたいことと違うことをやることになったらどう対応するのか、その考え方を見ていきます。
特に、「どんな影響を与えたいからその部署を志望しているのか?」という点にフォーカスを当て、その部署に入るために必要な力を考えることが必要です。
最終面接を突破するために今からできること
最終面接を突破するためには、コミュニケーション能力と自信がキーワードです!
面接官の質問の意図を汲み取ること
最終面接になると、取締役クラスが登場します。
そのため、今までより深い質問がバンバン飛んできます。
予想もしていなかった質問にどれだけ対応できるかが内定を取れるかの違いです。予想できる質問には限りがありますが、質問の意図を考えることができれば、正しい回答に近づけます。
例えば、同じ逆質問でも現場の社員に対する逆質問と取締役にする逆質問は異なります。現場の社員には会社の方向性を聞いてもあまりい答えは返ってこないでしょうし、逆に取締役に日々現場で起こっていることを聞いても分からないでしょう。
質問をする人や前後の文脈などで大きく変わる(つまり、絶対の答えがない)からこそ常日頃から質問の意図を読み取る意識を持ちましょう。
面接官の意図をくみ取る練習には以下の本がオススメです。面接の前に目を通しておくだけでも面接に挑む心構えが変わる一冊なので、ぜひ購入をしてみてください!
経験ベースで話すこと
最終面接になればなるほど、その人の話す内容に対する根拠を求められます。
それは日々経営陣が戦略を練る際に裏付けとなる証拠をもとに話をする人たちだからです。
あなたが話したことの裏付けは、経験でしか語ることができません。
だからこそ、徹底した自己分析を通して、自分の根源を言語することで対応しましょう。
特に、今まで自己分析を自己流で行ってきた人ほど、自己分析のワナにはまっています。
自己分析のゴールはどんな自分の行動の選択にも根拠をもって話せるようになることです。
自分一人で自己分析を行っていると、無意識な行動には目を向けることができないのでわかっていることばかりに対する質問で終わってしまいます。
すると、面接で「考えていないことを質問された」や「答えに詰まった」ということが起きるわけです。自己分析は就活で一番時間をかけて取り組むべきことなので、自分一人でやっていた人は必ず本を活用しましょう!
面接慣れすること
最終面接は、取締役など普段の生活で出会うことのない人たちと話をします。
その空間の異様さは最終面接を経験しないと、なかなか分からないです。
よくある失敗としては、「異様な空気に流されてしまい上手く自分をアピールできなかった」というケースです。
それを防ぐにはやはり場数を踏んでいくしかありません。
絶対の自信をつけていくためには、早い段階から面接に対するフィードバックをもらい、修正を重ねる以外にはないでしょう。
OB訪問アプリなどを活用して社会人との面接練習を積むことで少しずつ自信をつけていきましょう。
まとめ:最終面接に必要な対策
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ どんな話にも根拠となる経験を紐づけしよう!
▶ そのために、自己分析と質問の意図を考える訓練をしよう!
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