〈関連記事:最終面接対策〉
2次面接で見られる2つの観点
初めて面接を受ける人は一次面接でどんなことが見られているか気にななりますよね?意識するだけで通過率を高めるポイントを解説しましょう!
企業に対する理解度
1次面接とは違い、2次面接は最終面接に呼んでもいい人材かチェックする場になります。
企業への理解度が低いということは、入社意欲が低いとみなされます。そんな就活生を最終面接に呼べば、面接官の信頼に関わります(笑)
だからこそ、2次面接では企業への理解度はマストで見られる項目です。特に以下の質問への準備は最低限行っておきたいですね!
・世の中で課題だと思っていることを教えてください
・他にどのような業界を受けていますか?
・他社と比較して、当社の強みはどんなところだと思いますか?
上記の質問について、どのような観点が見られているのか?どんな回答をすればいいのか?はこの記事の後半でも扱っているので、ぜひチェックしてくださいね!
ちなみに1次面接では企業理解度を深く質問することはありません。
なぜなら、1次面接は「社外の人に会わせても失礼がないかを確認する」がメインだからです。
※1次面接について確認をしておきたい人は以下の記事をチェックしよう!
就活生の能力・思考
2次面接で見られるもう1つのポイントは能力です。
能力は主にガクチカを通して確認します。
また、少しレベルが高い面接になるとガクチカ以外からもあなたの能力を確認してきます。
そのため、1次面接よりも面接官に話す内容を準備しておく必要があります。
2次面接に向けて準備をしておきたい質問は以下のような質問です。
・友達や家族からどんな人といわれることが多いか教えてください
・強みが発揮されたエピソードを教えてください
・普段のストレス発散方法を教えてください
これらの質問には、面接官側の意図があります。
それを正しく踏まえておけるかで3次面接の進めるか決まるので、ぜひどんな意図があるのかチェックしていきましょう!
2次面接に向けて対策しておきたい質問
オーソドックスな質問は答えられて当たり前です。ほかの就活生と差をつけるために、回答の準備だけでなく、どんなことを意識して回答することが求められているのか裏側もチェックしておきましょう!
企業に関する質問
当社でやりたいことを教えてください
・入社に対して前向きな姿勢で考えているか?
・会社が目指している方向とずれていないか?
・その会社の強みを生かしたやりたいことが語れるかがポイント
・やりたいと思ったきっかけを語れるかがポイント
会社への志望理由は簡単に準備ができますが、会社でやりたいことを伝えるのは簡単ではありません。
なぜならやりたいことは同じでも、やりたいと思ったきっかけは人それぞれだからです。
人助けがしたいと思っている人でも、人を助けて感謝された経験が原体験の人もいれば、自分が助けられたことがきっかけで人助けをしたいと思うようになったかは人よって違いますよね。
それと同じで、やりたいことが立派でもその背景にあるエピソードか小さければ、やりたいことへの意欲は小さいとみなされます。
やりたいことを考えると同時に、なぜそれをやりたいと思ったのか、過去のエピソードから振り返って準備をしましょう!
世の中で課題だと思っていることを教えてください
・業界への興味の高さはどれくらいか?
・課題とやりたいことがつながっているか?
「世の中で課題だと思っていること=あなたが興味のあること」です。
あなたは興味があるからその業界・企業を受けるわけですよね?
それならば、受ける業界・企業(の顧客)に対して「もっとこうなればいいのに」と思うことがあるはずです。
その気持ちこそが、「世の中で課題だと思っていること」です。
単に課題だと思っていることを聞きたいわけではなく、志望する業界の中で課題を伝えましょう。
課題の提示だけでなく、志望業界であればどんな解決方法がありそうかも語れるかがポイント
なかなか思いつかないという人もいるかもしれません。そんな時は以下のフレームワークに当てはめて考えてみるといいでしょう!
①どんな人に ②どんな影響・きっかけを与えて ③どうなってほしいか
例えば、私の場合は
②どんな影響・きっかけを与えて:キャリアを考えるきっかけを与えて
③どうなってほしいか:主体的に人生を切り開ける人を増やしたい
そこで私は、③世の中には主体的に人生を切り開ける人が少ない。②なぜならキャリアを考えるきっかけが少ないから。と面接官に伝えていました。
あなたはどんなことを課題だと伝えますか?
他にどのような業界を受けていますか?
・本当にこの業界に興味があるか?
・どんな軸で就活を行っているのか?
志望業界を志望する理由と、志望するに至ったエピソードが語れるかがポイント
志望業界でやりたいこととそのエピソードを語ることができれば、面接官はこの質問に納得してくれます。
ただし、その状態を作るためには、志望業界以外についての知識もないと回答することができません。
就活生と面談すると、「人助けがしたいから○○業界を志望しています」という志望理由を語る人が多くいます。
しかし、「人助け」はお金、経験、教育など様々な手段で実現ができます。
つまり、「やりたいこと」がほかの業界ではできない理由まで作り上げないと、面接官は納得させられないです。
もしあなたの志望理由がまだあいまいなら以下の記事を確認しておくことをオススメします。
また、業界が1つに絞れず、複数ある人もいるでしょう。
そんなときは無理やり同じ業界だけにしぼる必要はありません。やるべきことは「なぜ複数の業界に興味があるのか?」を裏付ける「1本の軸となる部分」を説明できればいいだけです。
私の場合は人材業界と教育業界を中心に受けていました。
その時は、どちらも「人とかかわる中で、その人の成長にもっとも関われる仕事だから」と伝えていました。
仕事は手段です。大切なことはあなたがどんな世の中・状態を実現したいかです。
他社と比較して当社の強みはどんなところだと思いますか?
・同業他社も含めて、本当にこの業界に興味があるか?
・自社の強みをどれくらい知っているのか?
業界自体への興味を伝えるためにも「業界を志望した上で、あなたの会社に入りたいんだ」という熱意を伝えることがポイント
たとえリーディングカンパニーでなかったとしても業界1位の商品や商品のバリエーション数1位、従業員1人あたりの売り上げ1位など、その企業のポイントは見つかるはず。
能力に関する質問
1番の困難をどのように乗り越えたか教えてください
・困難に対して、どのような方法・マインドで乗り越えたか?
・実際の仕事でも困難に直面しても逃げずに向き合えるか?
仕事に向き合うときに、どのような考えで取り組んでくれる人なのか洗い出します。
特に、このタイプの質問は一度乗り越えただけでなく、乗り越え方の再現性まで語れるかが勝負です。
困難であった環境・境遇を理解しやすくするための情報整理がポイント
例えば「浪人した経験が一番の困難でした。」ではなぜ大変なのか分かりません。
「アルバイトをしながら、偏差値30から70に半年で上げた経験が一番の困難でした。」のように、環境・境遇を意識的に盛り込むことで、面接官と状況の前提をそろえることができます。
友達や家族からどんな人といわれることが多いか教えてください
・自分が思う強みと周りから見える強みに相違はないか?
・仕事を行う上で、自分のキャラクターをどのように活かすのか?
自分と他人から見たキャラクターが異なっていれば、仕事で自分の強みを発揮することはできません。だからこそ、周りからの印象と上手く合わせることが必要になります。
強みがその企業の業務においてどのように活かせるか伝えられるかがポイント
あくまでも、面接官が知りたいことは仕事で活躍できるかどうか。
強みを伝えるだけでなく、その会社における業務レベルで理解をしておかないと強みを発揮できるポイントは見つからな。
営業職であれば、多くのお客さまとコミュニケーションをとらなければいけない。
お客さまの課題が複雑だからこそ、忍耐力を活かして根気強くコミュニケーションをとっていきたい。
といった風に、強みをどのように業務で活かすか伝えることが大切。
強みが発揮されたエピソードを教えてください
・強みを通して、仕事にどう貢献しようと考えているのか?
・強みを裏付けるエピソードの質はどうか?
エピソードは1つだけでなく、複数用意することが必須となるため、事前に強みを裏付けるエピソードを用意しよう。
強みを裏付けるエピソードを以下をどれだけ鮮明に語れるかがポイント
・どんな状況下で
・どんな考えから
・どんな行動をとるか
つまり、「私の強みが何か?」だけでなく、「強みがどんな時に発揮されるか?」を説明できるエピソードも求められる。
また、強みを伝えるだけでなく、強みを仕事でどのように活かすかも触れて初めて面接官を納得させる回答になる。
自己分析だけでなく企業分析(働き方)もしないと完璧な対応はできないので注意。
普段のストレス発散方法を教えてください
・仕事が上手くいかない時に、どう対処するか?
・ストレス発散の質はどうか?
・ストレスに感じやすい状況を理解しているか?
結果を出すために、プレッシャーにどう向き合い、どう結果につなげたか語れるかがポイント
ストレス耐性が強い人はストレスを受けにくい人だけではなく、ストレスとの向き合い方が上手い人です。
お酒やカラオケなど問題の本質的な解決にはなりにくい方法ではあるが、1人でいつでもできるストレスの回避方法でもある。一方、読書や人と悩みを打ち明けるなどは、問題を根本から解決できるストレス回避方法。ただし、時間や場所を要するため、簡単にはできないことには注意しよう。
ビジョンに関する質問
10年後どんな風になっていたいですか?
・働き続ける意思はあるか?
・配属先に自らの意味付けができているか?
・身に付けたい力と業務内容を踏まえた話ができているか?
逆算的なキャリアビジョンを伝えられるかがポイント
「将来〇〇の役職・仕事ができるようになるために、〇年目までに〇〇のスキルを身に付けたい。だから、〇年目まで〇〇の部署で〇〇をしたい。」といった形で、逆算的なキャリアビジョンを伝えるのが良い。
そのためには事前にOB訪問をして、自分が考えるキャリアビジョンが会社で実現可能かチェックしよう。企業によっては10年後でも役職がつかないこともあり得る。
事前にOB訪問をしておかないと、話してる内容と実際のところがズレる可能性があるので注意しよう。
今後業界はどのように変化していくと思いますか?
・本当にこの業界を志望しているか?
・変化を踏まえた上で、やりたいことが言えるか?
しかし、本当にやりたいことを考えるためには、志望業界の動向も頭に入れておくことが大切です。
業界や企業の動向を踏まえて、必要なサービスや商品を伝えたい。
業界全体の流れは業界地図で確認しつつ、各企業の動きは中期経営計画で調べておくと、具体的なイメージが湧きやすくなるのでオススメ。
まとめ:2次面接で見られる観点
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
2.どんな話にも自分の過去の経験を踏まえて語ろう!
3.企業の理解を深めるためにOB訪問は必須!
コメント