就活業界分析

就活の軸ってどうやって決めるの?面接官が絶対納得する答えの作り方

SaaS系と売り切り系ビジネスの違い 就活
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【こんな人にオススメの話】
これから伸びそうな業界を知りたい人
SaaSって言葉を聞いたことあるけどなんだかよくわかっていない人

2019年あたりを境に就活市場に広がりつつあるSaaSというワードを皆さんはご存じでしょうか?
新卒就活をしている方にとってはあまりなじみのないワードかもしれませんが、2023年の今でも多くの企業が手を出している業界になります。

このSaaS業界の理解を深めることは新卒就活だけではなく、今後の転職活動でも役立つ知識になるため、早い段階で理解度を高めていきましょう!

SaaSは「サース」もしくは「サーズ」と読み、Software as a Serviceの略になります。就活生にとってはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、実は2019年前後を境として、徐々にブームが大きくなっている業界になります。企業名で説明するとオンライン名刺管理サービスのsansan家計簿アプリやクラウド会計ソフトを扱うマネーフォワード楽々清算や楽々明細などの業務効率化や管理コスト削減のサービスを扱うラクスなどが有名どころになります。

そもそもSaaSってどんなことするの?他と何が違うの?

SaaSの理解を深めるために、一般的な売り切りタイプと比較して話を考えてみましょう!

大きく見ると以下のような観点の違いがあります。

このような観点の違いから何が生まれるのでしょうか?

例えばSaaS系であれば、一回売ったから終わりというサービスではなく、使い続けてもらうことが重要なサービスとなります。

つまり他のサービスと比較したときに、顧客の期待を超える活用を維持し続けなければサービスを解約されてしまうという特徴があります。そのため、SaaS型のビジネスモデルでは営業(≒フィールドセールス)だけでなく、後述するCS(カスタマーサクセス)という顧客のサービス活用満足度を高めるための部隊が基本的には存在します。

顧客の要望に合わせた活用の提案を絶えず行っていき、満足感が途切れない状態を維持していくことが大切な仕事になります。このような違いを踏まえておくことが大切ですね。

こういうことを知っておくと、面接での説得力あるエピソードづくりに役立ちますね。

SaaS業界にはどんな仕事があるの?

SaaS系ビジネスの業務分類

ゆう
ゆう

就活の軸は取り合えず作っておくだけでは、面接で役に立つことはありません。面接官が何のためにみなさんの就活の軸を聞きたいのか、その前提もしっかりと理解しておきましょう。

マーケティング(MK)

マーケティングの主な役割はサービスの導入に対して見込みのある顧客を集めることです。具体的にはCMやイベントなどを行いながら、サービスについてもっと聞いてみたいという顧客を洗い出します。サービスに興味を持った顧客をインサイドセールスにつなげていきます

インサイドセールス(IS)

インサイドセールスの主な役割はマーケティングを通して見込みが上がった顧客に対し、電話やメール、オンライン商談などを通じて顧客の購入意欲をさらに高めていく(=ナーチャリング)ことを行い、フィールドセールスに案件をトスアップしていきます。顧客の中には今すぐにサービスを導入したいという短期的に見込みにつながる企業もいれば、今後を見据えて話を聞いてみたいという長期的な付き合いが求められる企業もあります。特に長期的な付き合いが求められるケースにおいて、そのまま放置をしていると見込み顧客を逃す可能性が高くなるため、テックタッチなどを通じて定期的な関係性構築が求められます。

フィールドセールス(FS)

フィールドセールスの主な役割は対面型で顧客の課題やニーズに対してサービスでの解決提案を行い、受注につなげることです。特に顧客から課題やニーズを引き出し、それに対したサービスの活用方法を提案していきます。聞こえのいい言葉だけを並べても、その後のサービス継続率が低くなってしまっては意味がありませんので、その意味ではCSのための第一歩とも言える役割を担っています。

カスタマーサクセス(CS)

カスタマーサクセスの主な役割はサービス導入後の企業の活用促進を行い、絶えず満足度を向上させることにあります。SaaS型ビジネスモデルは、継続型ビジネスモデルのため、毎月や毎年使い続けてもらって初めて対価を支払ってもらえます。そのための活用促進や満足度向上に向けて、顧客とともにサービス活用のステップを作成したり、サービスの活用が上手くいっている企業の事例を紹介しながら、その企業における活用を促していきます。その結果、ある部署でしか使っていなかったサービスを他の部署でも活用いただけるように提案を進めたり(アップセル)、ヒアリングした顧客課題から別のサービスを提案してさらに対価を支払ってもらえるようにしていくこと(クロスセル)を行っていきます。

SaaS業界がオススメな人とは

ゆう
ゆう

では最後に、SaaS系がマッチしやすい人についてお伝えしますね!

SaaSにマッチする人のポイント3選

SaaS業界にマッチしやすい人を大きく分けると以下の3つに当てはまります

・成長意欲が高い人
・個人プレーよりもチームプレーを大切にしていきたい人
・専門性のあるスキルを身に着けていきたい人

SaaS業界はSales Foreceで活用されているTHE MODEL(ザ・モデル)をベースとした営業プロセスモデルを活用します。THE MODELが何なのか?ということは一旦横に置きますが、ざっくりいえば顧客の成功に向けて分業体制での組織づくりをする形態を指します。そのため横のつながりをしっかりと持ち続けないといけません。

例えば、インサイドセールス部門が、本当に少しの見込みでもある顧客だからといってフィールドセールスに案件を流していては、案件を●件フィールドセールスに上げるという目標は達成できたとしても、フィールドセールスからすると売れない顧客を流してくるなとなります。そのように連携が薄くなれば各部門が目標さえ達成すればいいという負のスパイラルに陥ってしまうのもTHE MODELの特徴です。だからこそ、チームプレーを大切にしたい人にはマッチした仕事だと言えるでしょう。

まとめ:SaaS業界とはどんな業界?

ゆう
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最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!

 売り切り型ではなく、継続型ビジネスモデルだから顧客の成長にコミットできる!
様々な職種があるので、専門性を磨きやすいのがSaaSの特徴!
特にその中でもカスタマーサクセスがSaaS型ビジネスモデルと親和性高く、
魅力的!

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