しかし、どれだけ良いエピソードがあっても読み手に取って分かりやすいESが書けなければ意味はありません。
ちょっとした気遣いだけで読みやすいESに変わるポイントとして、形容詞と副詞の上手な使い方について学びましょう!
伝わるガクチカを書くコツ
ガクチカって書くの難しいですよね。内容を深めるためには、具体性を持たせることがポイントです。
形容詞/副詞は「行動」として書こう
丁寧に声掛けをした。
伝わるガクチカを書くためには、読み手と書き手のイメージを一致させることが必要です。そのためには「具体性」を高める工夫をしましょう。
具体性ってどうやって高めるの?
具体性を高めるためには誰が読んでも同じイメージを持てる内容であることが大切です。
例えば、「丁寧に声がけをした」と言われても、どんな声がけをしたかは読み手によってイメージが変わってしまいますよね?
今は「丁寧に」という言葉を使いましたが、要は形容詞や副詞をいかに行動として書くことができるかによって、具体性は大きく変わります。
お客さんと丁寧にコミュニケーションを取りました→お客さんの声をアンケートで集めた結果、料理の提供スピードが問題になっていることが分かりました。提供までの待ち時間を楽しめるようにお客さんの興味ある話をしました。
沢山のお客さんと話す中で、課題を見つけました。→課題を見つけるために、毎週20人のお客さんから話を聞くようにしました。
形容詞/副詞は「数字」で書こう
資料をたくさん作り直して何とか説得することに成功した。
行動に書き直せない形容詞があったときはどうすればいいんだろう?
先ほどは「丁寧に」を行動で言い換えましたが、すべてが行動で書けるわけではありません。例えば、「資料をたくさん作り直して何とか説得することに成功した」と言われたら、どう書き直しますか?
ここでも、読み手の気持ちになると何が分かりにくいか想像できるようになります。
「たくさん」って何回からがたくさんになるんだろう?
「たくさん」のように読み手によって、言葉の解釈が変わってしまうものは数字に書き直すことで、読み手が読みやすい文章になります!
・たくさん
・いっぱい
・多く
・何回
・いくつも
・くりかえし
・あきらめず
などなど
資料を1日に3回以上作り直して何とか説得することに成功した。
形容詞/副詞は「想い」に使おう
資料を1日に3回以上作り直して何とか説得することに成功した。
確かに読みやすくなったけど、なんか味気ないESになっちゃったな・・・
ESを分かりやすく書くためには、あいまいな言葉を使わないことが大切ですが、全く使わないと今度は論文のような読みにくい文章になってしまいます。目指すべきESは読めばわかるESではなく、次が気になるESです。
そのためには、「この人はどんな気持ちから行動にうつすのか?」を盛り込みましょう。
具体的には、「○○という想いで××をした」と書くと読みやすくなります。
ダメ出しをされた悔しい気持ちから
資料を1日に3回以上作り直して何とか説得することに成功した。
まとめ:形容詞と副詞を意識するだけでESは読みやすくなる
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ 形容詞と副詞は数字に書き直そう!
▶ 形容詞と副詞は想いに使おう!
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