最近OB訪問をするためにマッチャーを使い始めたんだよね~。
優太もマッチャー使ってるんだ!いろんな社会人に会えて、勉強になるよな~!
まだ使い始めたばっかりなんだけど、何を質問したらいいか迷ってるんだよね~。
駿くん、優太くんはマッチャーでOB訪問をやってるんですね。マッチャーの活用は順調ですか?
実はどう活用したらいいかあんまり分かっていなくて・・・。
私はマッチャーで100人以上の就活生と話をしてきましたが、使い方は人それぞれです。では今回は、その中で感じた特に上手な使い方を解説しますね。
初級編:まずはインプットを増やす
働いている企業・業界について聞く
OB訪問をする社会人の企業や業界についての質問は良く頂く質問の1つですね。
これはどういった就活生から質問されるケースが多いですか?
なんとなくその業界に興味があったり、なんとなくその企業に興味があるけど、なんで興味があるか上手く言語化ができていない就活生から相談を頂くケースが多いですね。
興味を上手く言語化できていないのに、OB訪問ってしてもいいんですか?
むしろ興味を言語化できていない人ほど相談をしたほうがいいですよ。興味が言語化できないということは、志望動機が書けないということにも繋がりますしね。
就活の軸について聞く
社会人の就活の軸についてよく相談を頂くのは、就活を始めたばかりの人や、受けたい業界が定まっていない人からですね。
この質問はどういうときにしたらいいですか?
就活を始めたばかりの人にとっては、軸をどれくらい明確に設定するべきか、ゴール(=内定)のレベルを可視化しておく意味でもしたほうがいいですね。
内定を取るために、どれだけ軸を明確に設定しておけばいいか知っておくと、自分の行動がどれだけ必要か分かりますね!
また、受けたい業界が定まっていない人にとっては、自分がピンとくる軸を発見できれば、その社会人が受けた業界がマッチしている可能性も高いです。仮にピンと来なかったとしても、なぜピンと来ないのか?を言語化しておくと、受けたい業界と受けたくない業界を分けるときに役立ちますよ。
実際の社会人の軸を参考にしながら、自分にも合いそうな部分、合わなそうな部分を探していくと、自分の軸も明確になっていきそうですね!
就活で知っておくべきことについて聞く
質問に困ったらぜひしてほしいのが、就活で知っておくべきことを聞くことです。
これはなぜすると良いんですか?
就活というのはとにかく情報戦だからです。情報を知らなくて損をする就活生も多くいます。
知らなくて損をするとは、例えばどんなことがあるんですか?
例えば、ある業界はインターン後にメンターが付くケースもあれば、ある企業は説明会の質問の内容で声をかけてくるケースもあります。自分の行きたい企業や業界を受けるにあたっての情報を聞いておくと就活を有利に進めることができるでしょう。
中級編:アウトプットの機会を作る
面接練習をしてもらう
自分の行きたい企業が見えてきたり、インターンや本選考が近づいて来た就活生から、面接練習の相談を頂きます。
マッチャーで面接練習をお願いする就活生もいるんですね!
特に面接練習は、できれば夏には1回は行ってもらったほうがいいですよ。ESは出して終わりではなく、面接でも使われます。面接で話すことを意識したESにレベルアップすべく、面接練習をぜひお願いしましょう。
志望動機を深堀りしてもらう
早い人で夏インターン前には志望動機に関する相談をします。志望動機は「企業でできること」×「私がやりたいこと」を分かりやすく書く必要があります。そこで、実際に働いている企業の方に見てもらうと、企業でできることをより明確にできますよ。
特に志望動機を見てもらう上で、大切なことはありますか?
OB訪問をする際に、どんな観点で志望動機を見てほしいか伝えると、質の高いフィードバックが返ってきますよ。
観点・・・ですか?
例えば、今までの就活生を見ていて良い観点だと思ったものだと、「私が書いている(=やりたい)ことができそうな部署って何がありますか?」や「私のやりたいことをサービスにすると、何ができそうですか?」といった質問ですね。
ただ単に「志望動機を見てください」という受け身の姿勢ではなく、どんな観点で見てほしいのかを伝えることが大切なんですね!
学生時代に頑張ったことを深堀りしてもらう
就活のスタートに出遅れたと感じている人ほど、行ってほしいのが、学生時代に頑張ったことを深堀りしてもらうことです。
頑張ったことを深堀りしてもらうときに気をつけておくべきことはありますか?
事前にちゃんと準備を行うことですね。ちゃんと紙やPCで頑張ったことをもってくる就活生がいる一方で、当日来て急にお願いするケースもあります。できれば事前に準備を行って、志望動機と同様に聞きたい観点を伝えておくと、良いフィードバックが返ってきやすくなりますよ。
上級編:アウトプットの質を高める
競合他社とのサービスの違いを聞く
志望動機がある程度固まってきたり、受ける企業を増やしたい人は競合他社について聞いてみるといいですよ。
競合他社のサービスを聞くメリットって何がありますか?
志望動機が固まってきた人にとっては、最終面接でよく質問される「なぜ他の企業ではないのか?」ということについての対策に繋がります。また、受ける企業を増やしたい人にとっては、1から考えるよりも簡単かつ、サービスの違いを踏まえた話がしやすいのでおすすめですよ。
業界の動向について聞く
志望動機に磨きをかけたい人は、業界の動向について質問をすると良いですよ。
業界の動向を知ることは志望動機と何が関係あるんですか?
志望動機を書く上では、やりたいことがお金になりそうか(=収益化できそうか)という視点は欠かせません。その視点を外さないためにも、志望する業界で今後どんなことが増えていきそうなのかを知っていると、説得力のある志望動機に繋がります。
業界について理解をしているということは、より一層志望していることが伝わりますもんね!
ダメ出しをもらう
たまにあるケースですが、社会人からダメ出しをもらうというのもよい使い方です。
ダメ出しをもらう・・・ですか?
ダメ出しをもらうというのは、言い換えると、就活生基準ではなく、社会人基準でフィードバックをしてくださいということです。自分ではできていると思っていても、意外とできていないことってあるので、完成してきたと思っている人ほどぜひ試してほしい活用方法ですね。
でも、ダメ出しをもらうというのは勇気のいる行動じゃないですか?
勇気のいる行動だからこそ価値があるんだ。今フィードバックをもらって、改善するか?それとも、面接当日にフィードバックを貰えずに落とされるか?どっちが良いかは明白ですよね。
目の前の失敗を恐れて、本当の目的(=内定)を逃さないようにします!
最上級編:誰にも真似できない質まで引き上げる
継続的に面談を行ってもらう
面談を複数回申し込む、本気の就活生もいるんですよ。
確かに1回だけ面談をして、その後会わないってことが多いです・・・。でもいろんな人にあったほうがお得じゃないですか?
もちろん1回でいいケースやいろんな人にあったほうがいいケースもありますよ。ですが、上手く活用している人は1回目で宿題をもらって、2回目にそれを確認してもらうという使い方をしています。
宿題って何をもらったりするんですか?
例えば、ESの指摘内容をブラッシュアップしたり、志望動機を書き直したりするケースが多いですよ。締め切りがあることで、やらなければいけない理由ができるので、先延ばしにしがちな人にもおすすめの使い方です。
複数人同時並行でESの添削を行ってもらう
ESを効果的・効率的に作成しようと思ったら、複数人に添削をお願いするとよいですよ。
複数人って、誰でもいいんですか?
上手く活用している人は、志望企業の人に一気に見せたりしているよ。特に、その人たちの指摘内容が同じ場合は、ESに何かしらの修正点があるということだから、早急に直しましょう。
逆に、人によって指摘がばらばらの場合はどうすればいいですか?
人によって細かい指摘もあれば、大きな指摘もある。だからこそ複数人に見てもらって、個人的な意見なのか、客観的に修正すべきなのかを見極めることが大切だよ。
複数人に見てもらうことは、誰が見ても問題のないESに繋がりますね!ちなみに何人に指摘されたら修正するかの基準ってあったりしますか?
私が就活生だったときには3人から指摘を頂いたらESを修正するという基準で行っていました。3人というのは、内定を貰うまでに平均3回は面接をするというところが理由だよ。
他の社会人につなげてもらう
他の社会人につなげてもらって、フィードバックを手厚くしている就活生もいるよ。
マッチャーなら、別にほかの人に申請すればいいんじゃないんですか?
もちろんそれで解決するケースもある。一方で、就活はとにかく時間が限られた中で効率的な活動が必要だ。マッチャーで自分が志望する部署の人を探すよりも、一人の人からつなげてもらったほうが手っ取り早いケースもあるんだ。
就活は時間が勝負ですね!
まとめ:Matcherの上手な使い方
最後に本日お伝えしたことをまとめましょう。
2.インプットが進んだら、アウトプットためのOB訪問にシフトしよう
3.アウトプット質を高めるために、企業の人からダメ出しをもらおう
4.誰にも真似できないレベルまで引き上げるために、複数人に見せよう
今回の話をもとに、就活を進めていきましょう!
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