しかし、社会人がもらえるお金というのはなにも給料だけではありません。今回説明する福利厚生も収入の一部になります。
企業によっては福利厚生だけで年収が100万円ちかく変わることもあります。だからこそ、企業を選ぶ際には年収だけでなく、福利厚生にも注目をする必要があります。
そこで今回は福利厚生が大切な理由とどんな種類があるのかを解説していきます。
福利厚生ってなんで必要?
まず初めに福利厚生が何なのか?そして、なぜ大切なのか?の2つを理解しましょう!
福利厚生って何?
福利厚生をwikipediaで検索すると以下のようにまとめられています。
福利厚生(ふくりこうせい、employee benefits)とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である
つまり、通常の給料にプラスしてお金以外で社員の生活が良くなる支援をしてくれるということです。収入にプラスしておまけがつくみたいなイメージですね!
なぜ福利厚生が大切?
福利厚生は企業によっていろいろありますが、通常の給料にプラスして生活をサポートしてくれます。そのため、見かけ上の給料は同じでも、福利厚生の違いによって年収が大きく変わるということもあります。
家賃補助やスキルアップ費用補助などの福利厚生だけで年間100万円以上の支援を会社から受けられるケースもあります。そのため、年収以上にいい場所に住むことができたり、欲しいものにお金が使えたりと良いことがたくさんあります。
にもかかわらず、就活生は見かけだけの給料や年収に目が行ってしまうことで、本来はもっとお金がもらえるたはずなのにその機会を逃してしまうこともあります。
年間で100万違えば、単純計算だけでも生涯収入は5000万円以上変わるということになります。だからこそ、福利厚生は大切なんです。
チェックしておきたい福利厚生の種類
では、福利厚生にはどんな種類があるのでしょうか?企業によっていろんな福利厚生があるため、ここでは一例をお伝えします!
寮•社宅完備
寮や社宅(会社が保持している住宅)を完備しているケースがあります。寮や社宅があるということは、生活をしていく上では避けては通れない家賃の支払いをかなり下げてくれるということです。
都内であれば1人暮らしでも家賃にかかる費用は平均8万円前後です。つまり、月に20万稼いでいたとしても、都内に住んでいれば約半分は家賃として飛んで行ってしまうということです。
寮や社宅が完備されていれば、月の支払いは2万など、かなり抑えることができます。ある企業では、光熱費込みで5000円というケースまであります。それくらい手厚いサポートをしてくれると、収入の使い道は大きく変わりますよね。
家賃補助
家賃補助は、家賃を補助してくれる福利厚生です。寮や社宅がなくても、家賃補助を出してくれるというわけです。
寮や社宅と何が違うのか?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、結論としては同じです。正確には借りた家が会社の契約なのか自分の契約なのかなど違いはありますが、お金として考えたときにはほとんど違いはないので気にしなくていいでしょう。
通勤手当
通勤手当は会社への通勤時にかかった費用を補助してくれる手当です。通勤手当はほとんどの企業が出しているので割と当たり前の手当ですが注意も必要です。
企業によっては通勤手当が「1か月の上限は3万円」のようにお金が決められています。上限が決まっていれば、必然的に会社から通える距離が決まってしまいます。どれだけ通勤を優雅にしようとしても限界があるわけですね。
この通勤手当は企業が従業員に支払う義務はありません。つまり、通勤手当がないというケースもないわけではないです。通勤手当がないということは、会社に行けば行くほど損をするという恐ろしい状態を意味します・・・。
通勤手当が支給されないということは少ないですが、万が一に備えて通勤手当の有無は必ず確認をしておきましょう。
健康診断
社会人になって歳をとっていくと、だんだん病気になるリスクが高まります。万が一大きな病気にかかってしまうと、一度に相当なお金を支払う必要があります。
とはいえ、毎年定期的に健康診断を自分で受けるかというと、わざわざお金を払ってまで受けたくないという人もいるかと思います。
企業から見たら、あなたがある日突然倒れられることのほうがリスクになります。そのため、毎年健康診断を義務付けて、その代わり健康診断の費用を出してくるというわけです。
健康診断だけでなく、インフルエンザワクチンの接種なども出してくれる企業もあるので、毎年の出費を抑えることができます。
資格取得支援
社員のスキルアップを支援している企業もあります。例えば、書籍の購入費を負担してくれたり、英会話の年会費を負担してくれたりするケースです。
自分一人なら、10万も20万もかかってしまうようなコースを、会社のお金を使うことによって無料で受けることができれば、スキルアップしてさらに年収を上げることに繋げることができますね!
社員食堂
社員食堂はその企業に勤める社員であればだれでも使える食堂ですね。社員食堂があれば、お昼代や夕食代を安く抑えることができます。
食事は毎日必ず発生するものなので、その費用が抑えられるとお金の使い道も増えますね!ちなみに、1人暮らしの食費代は月に4万円ほどかかります。社員食堂があれば、お昼代が半分ほどに抑えることができるので、地味に助かるポイントです。
まとめ:企業を選ぶ際に必ずチェックしておきたい福利厚生の種類
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ 住宅に関する福利厚生は収入の大きな支えとなる!
▶ どんな種類があるかは企業によって異なる!
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