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就活浪人のキャリア論 ─ 運営者「ゆう」
就活浪人を経てベネッセ・リクルートから内定。
300名超の就活相談から得た「自分を正確に伝える力」を発信しています。
■ ESを書いてみたものの、なんだかしっくりする書き方ができていない人
ESの正しい書き方

ESは書き方ひとつで読み手の印象を大きく変えることができます。例えば「昼は大学で勉強しているが、夜はキャバクラで働いているAさん」と「夜はキャバクラで働いているが、昼は大学で勉強しているBさん」を比べてみてください。やっていることは同じはずなのに、Aさんは夜遊んでいる人に見え、Bさんは昼に頑張る真面目な人に見えますよね?このように、情報の流れで印象は大きく変わります。ESをどのような流れで書くといいのか、一緒に確認しましょう!
書く順番(PDCA)を意識すること
💡 ESの流れ
①結論 ②目的(課題) ③行動 ④振り返り(逆境) ⑤再行動 ⑥結果 ⑦成長
書く内容にこだわる人は多いのに、書く流れにこだわる人は多くありません。流れにこだわってESを書くには、「結論 → 目的(課題)→ 行動 → 振り返り(逆境)→ 再行動 → 結果 → 成長」の順番で書きましょう。なぜこの流れがいいのかというと、PDCAサイクルを意識することができているからです。
💡 PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは以下の頭文字を取ったビジネス用語で、成果を上げる人の行動のことです。
Plan:目的 Do:行動 Check:振り返り Act:再行動
ESを読んだときにPDCAサイクルが身についていると思わせることができれば、社会人として必要なスキルが身についていると評価されます。だからこそ、ESを書く際もPDCAサイクルを意識して「目的→行動→振り返り→再行動」を中心として書きましょう!
また、まずはどんな質問にも答えることが大切です。だからこそ、「書き始めには結論、最後には成長」を書きましょう。
また、それぞれの項目の分量について触れておくと、以下のようになります。あわせて確認をしましょう。

① 結論(全体の10%)
💡 結論のオススメの書き方
書き方テンプレート:私は【場所】において【行動】をして【結果】を達成しました。
記入例:私は【塾のアルバイト】において、【生徒募集のアプローチ方法を変え】たことで【生徒の入塾率を対昨年比105%】達成しました。
ガクチカの書きだしは必ず結論から書きましょう。結論を伝えるためのポイントは、①結果を端的に伝えることと②行動を端的に伝えることの2つです。
話の書き出しが結論から始まることによって、「この話で伝えたいことが何か分かるES」「質問に答えることができている人と分かるES」と認識してもらうことができます。400字あるガクチカを結論が分からないまま読まされるのはかなりの苦痛です。分かりにくいESは真っ先に落とされるので、必ず結論から書き出しましょう。
② 目的(課題)(全体の10%)
💡 目的(課題)のオススメの書き方
書き方テンプレート:当初、【場所】は【マイナスな状況】で【達成できていない目標がある状態】でした。
記入例:当初、【私の働く塾】では【生徒の募集が上手くいっておらず】、【少数の生徒にしか貢献できていませんでした】。
目的を書くときのポイントは、①目的:何を達成したかったのか(理想)と②課題:どれほど大変な状況だったのか(現状)を意識して書くことです。
就活生から最も多く頂く相談として、「頑張ったことがない」というものがあります。多くの人は勘違いしていますが、頑張ったことというのは結果を評価するわけではありません。頑張ったこととは結果ではなく、結果までの過程における行動で評価されます。
つまり、いかに現状が大変だったのかという課題の部分と、その課題に対して何を達成したかったのかという2つの差を埋めた活動で評価されます。だからこそ、目的(課題)では「何を達成したかったのか」「どれほど大変な状況だったのか」を詳細に書きましょう。
③ 行動(全体の45%)
💡 行動のオススメの書き方
書き方テンプレート:【○○という想い】から【目的】に対して【行動】を行いました。
記入例:【一人でも多くの生徒の人生に貢献したいという想い】から、【生徒募集を成功させる】ために【他の先生でも使える募集ビラの作成】を行いました。
行動を書くときのポイントは、①どんな想いがあったのかと②どんな行動をしたのかを具体的に書くことです。なぜ行動を書くときに想いも書く必要があるのかというと、①他人のESと差別化をするためと②自分らしさを正しく伝えるためという2つの理由があるからです。
ESというのはあなたがどんな人なのかを伝えるための手段です。しかし行動だけ書いても、あなたらしさを伝えるには不十分です。就活という限られた枠では活動のジャンル(アルバイト・サークルなど)における課題に大きな差はないため、行動が似たり寄ったりになってしまうからです。
なぜそんな行動を取ろうと思ったのかという想いの部分を具体的に書くことで、企業との考え方とのマッチングを伝えることができます。それこそが他の就活生との差別化に繋がります。
また「頑張ったこと」は行動の部分からしか読み取ることができません。それにもかかわらず全体の20%ほどしか書いていないガクチカではあなたらしさを何も伝えることができません。少なくとも行動部分を45%以上は必ず書きましょう。
④ 振り返り(逆境)(全体の10%)
💡 振り返り(逆境)のオススメの書き方
書き方テンプレート:しかし【失敗】しました。そこで【失敗からの学び】に気づきました。
記入例:しかし【ただ募集ビラを渡すだけでは、先生は動きません】でした。そこで【お願いだけでは動かないこと】に気づきました。
振り返りを書くときのポイントは、①行動したけど失敗したことと②失敗から学んだことについて具体的に書くことです。この2つを具体的に書くことによって、①失敗しても軌道修正する力があることと②次に書く再行動とのつながりが明確になることが伝わります。
失敗を書くのはどうなんだろうと悩む就活生もいるかと思いますが、むしろ失敗経験は書いたほうが良いです。なぜなら、実際のビジネスでも初めから仮説が上手くいくことはほとんどないからです。失敗の原因を突き止め軌道修正できることが大切なので、失敗とそこでの気づきを具体的に書きましょう。
⑤ 再行動(全体の5%)
💡 再行動のオススメの書き方
書き方テンプレート:気づきをもとに【工夫】をしました。
記入例:気づきをもとに【募集ビラを渡すたびに褒めるという制度の導入】をしました。
再行動を書くときのポイントは、①振り返り(逆境)での気づきを踏まえていることと②どうやって逆境を乗り越えたかの方法が明確なことの2つです。この2つを踏まえることによって、①話の流れを踏まえているので理解しやすいことと②気づきと行動が一致していることが伝わりやすいというメリットがあります。
PDCAサイクルの一連の流れがこの最後の再行動です。ビジネスでも失敗後の軌道修正が肝になります。ここで自分の行動を伝えることができれば、社会人としての基礎力が身についていると伝えることができます。
⑥ 結果(全体の10%)
💡 結果のオススメの書き方
書き方テンプレート:その結果、【○○な理由】から【プラスな状況】に変わり、【結果】を達成した。
記入例:その結果、【褒められることが嬉しいと思う先生が増え】、【他の先生方も募集ビラを渡すように】変わり、【生徒の入塾人数50名】を達成しました。
結果を書くときのポイントは、①結果をできる限り客観的なもので書くことと②再行動によって状況にどんな変化があり、結果に繋がったのかを書くことの2つです。結果を客観的に書くためには、数字が出ているなら行動前と行動後の数字の変化を、数字が出ていないなら実際に行動して出てきた声を書くと良いです。
⚠️ よくあるミス
「再行動→結果」のような書き方をしていると、なぜ再行動が結果に繋がっているか分からず話が飛躍してしまいます。再行動後の状況の変化まで書いてから結果に繋げましょう。
⑦ 成長(全体の10%)
💡 成長のオススメの書き方
書き方テンプレート:この経験から【学びの抽象化】が大切だと学びました。
記入例:この経験から、【人を動かすためには、動きたくなるメリットを伝えること】が大切だと学びました。
成長を書くときのポイントは、①振り返り(課題)での気づきを踏まえた成長を書けているかと②経験を抽象化して仕事レベルで書けているかの2つです。このポイントを踏まえることで、社会人としての伸びしろとどれだけ深い学びができているのかが伝わります。
学びの深さを伝えるためには、気づきを抽象化する必要があります。抽象化が苦手な人は、「つまりどういうことをしたの?」と自分の気づきに疑問を投げてみましょう。「人をほめることが大切」という視座の低い学びを「人を動かすためには動きたくなるメリットを伝えること」と抽象化するイメージです。
流れは分かったけど文字数が収まりきらない場合

ESの流れは分かったけど、いざやってみたら文字数が足りなかったという人もいるかと思います。そこで、文字数を削減するために必要なテクニックをお伝えします。
「動詞(形容詞)+こと」を名詞に変える
動詞(形容詞)に「こと」をつけて書いている時には、そのことを表す名詞が無いか探しましょう。例えば「教えること」は「教育」や「指導」という言葉と置き換えることができます。1語に置き換えることで、文字数を大きく減らすことができます。
💡 よく書きがちな「動詞+こと」とその名詞
考えること → 思考
やってみること → 行動・実践
難しいこと → 困難・失敗・失態
嫌われること → 嫌悪(感)
類義語辞典で言葉を置き換える
ESを書いていて、文字数がオーバーしてしまうことはよくあることです。もっと短い言葉で書きたいのに思いつかない、という時にオススメなのがWeblio類義語辞典です。言い換えたい言葉を検索すればすぐに類義語が出てきますので、簡単に文字数を圧縮することができます。
社会人に添削してもらう
言い換えや圧縮をしてみたけど文字数が収まらない場合は、社会人に添削をしてもらいましょう。社会人に添削をしてもらう目的は不要な文をまるっと削除するためです。自分だけでESを書いていると不要な文章が残ってしまいます。ESは伝えたい内容ではなく伝わる内容を残すのが鉄則です。
OB訪問する相手がいない人は、マッチャーやビズリーチ・キャンパスを活用すれば簡単に社会人が見つかります。
まとめ:ESの正しい書き方

最後に本日お伝えしたポイントをおさらいしましょう!
💡 重要なポイントのおさらい
✔ 社会人も使っているPDCAサイクルを意識してESを書こう!
✔ 頑張ったことを伝えるために、結果ではなく過程を伝えよう!
✔ 他のESと差別化するためには行動だけでなく想いも書こう!





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