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将来やりたいことが見つからない就活生へ【言語化の手順と面接での答え方】

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ゆう

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就活浪人のキャリア論 ─ 運営者「ゆう」

就活浪人を経てベネッセ・リクルートから内定。

300名超の就活相談から得た「自分を正確に伝える力」を発信しています。

【こんな人にオススメの話】
■ 将来やりたいことが見つからなくて就活が進まない人
■ 面接で「入社後にやりたいこと」を聞かれると答えられない人
■ やりたいことを言語化する具体的な方法を知りたい人

「将来やりたいことが分からない」という悩みは、就活生のほぼ全員が通る道です。しかしこれは「就活できない理由」にはなりません。

まず大前提として伝えたいことがあります。「やりたいこと」は就活が終わるまでに完全に決まらなくても問題ありません。社会人でさえ、何年か働く中でようやく「これが自分のやりたいことかもしれない」と気づく人が大多数です。就活前の学生が完璧なビジョンを持てなくて当然です。

重要なのは「完璧なやりたいことを見つけること」ではなく、「今の自分の関心・価値観をもとに、面接で語れるレベルまで言語化すること」です。

就浪ゆう
就浪ゆう

就活浪人を経験した私も、「将来やりたいこと」が完璧に決まっていたわけではありません。「なんとなく教育に関わりたい」という方向性しかなかった。でも、それを深掘りしていく作業が自己分析であり、就活の本質です。

「将来やりたいこと」が見つからない本当の理由

やりたいことが見つからない就活生に共通する理由は主に3つです。

仕事の種類を
知らない
世の中にどんな仕事があるか知らないと、やりたい仕事を選べない
自己分析が
足りない
自分の強み・価値観・経験を棚卸しできていないとやりたいことと繋がらない
完璧を
求めすぎている
「一生かけてやりたいこと」を見つけようとしてプレッシャーで動けなくなる

特に❸が原因の就活生が多いです。「やりたいことが決まってから動く」という考え方では永遠に動けません。「なんとなく気になること」から始めて、業界研究・インターン・OB訪問を通じて徐々に解像度を上げていくことが正しいアプローチです。

「将来やりたいこと」の言語化5ステップ

STEP 1
「好き・嫌い・得意・苦手」を書き出す
STEP 2
過去に「没頭した・充実した体験」を棚卸しする
STEP 3
「なりたくない姿・やりたくないこと」を書き出す(消去法)
STEP 4
業界研究・インターン・OB訪問で「仕事のリアル」に触れる
STEP 5
「なぜそれをやりたいのか」を自分の経験と結びつけて言語化する

STEP1:「好き・嫌い・得意・苦手」を書き出す

最初から「社会に貢献したいこと」を考えようとするから詰まります。まず「自分が好きなこと・嫌いなこと」という日常レベルの感覚から始めましょう。

💡 書き出す際の問いかけ例

✔ 時間を忘れて取り組めることは何か
✔ 人から「向いているね」「得意だね」と言われることは何か
✔ 逆に「絶対やりたくない仕事の特徴」は何か(例:外回り・数字ばかり・ルーティン作業など)
✔ どんな状況で「楽しい」と感じるか(人と話す・一人で考える・何かを作る・教えるなど)

STEP2:過去に「没頭した・充実した体験」を棚卸しする

「やりたいこと」は未来に向けて新しく作るものではなく、過去の体験の中にすでに埋まっています。これまでの人生で「没頭した・やりがいを感じた・自分らしかった」体験を振り返ることで、自分の価値観のパターンが見えてきます。

💡 モチベーショングラフを活用する

小学校〜大学までの出来事を横軸(時系列)、モチベーション・充実度を縦軸にグラフ化します。山(高い時期)と谷(低い時期)が交互に現れます。山の時期に「何をしていたか・なぜ充実していたか」を掘り下げることで、自分がエネルギーを持って取り組めることのパターンが見つかります。

STEP3:「なりたくない姿・やりたくないこと」を消去法で絞る

「やりたいこと」が分からないなら、「やりたくないこと」から消去法で絞り込むのが有効です。

💡 消去法で絞り込む例

「同じ作業の繰り返しが苦手」→ ルーティン業務が多い職種は合わない可能性
「一人で黙々と作業するより人と関わることが好き」→ 営業・コンサル・教育系が向いている可能性
「モノよりコトに関心がある」→ サービス業・コンテンツ系・IT系が向いている可能性
「海外や異文化に関心がある」→ 商社・外資系・グローバル展開企業を軸に考えられる

消去法で絞ったものが「やりたいことの輪郭」になります。

STEP4:業界研究・インターン・OB訪問で「仕事のリアル」に触れる

STEP1〜3は頭の中での作業です。実際に「仕事のリアル」に触れることで、「なんとなく気になっていた仕事」への感情が「やっぱり合わない」または「やっぱりやりたい」に変化します。

💡 リアルな仕事に触れる方法

インターンシップ:実際の業務体験を通じて「この仕事は自分に合うか合わないか」を確認する最も効果的な方法
OB訪問:働いている人の話を聞くことで「仕事のやりがいと大変さ」のリアルが分かる。1回の訪問で仕事への理解が大きく変わる
業界セミナー・合同説明会:知らなかった業界・仕事との出会いの場として活用する

https://think-and-act-strategically.com/internship-katsuyo/
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「やりたいこと」を言い換えると見えてくるもの

「将来やりたいことが分からない」という就活生に共通するのは、「やりたいこと」を表面的に捉えすぎていることです。「IT業界で働きたい」「人と関わる仕事がしたい」という漠然とした言葉では、志望動機にも面接にも使えません。

そこで有効なのが「やりたいこと」を次の形式に言い換えることです。

💡 「やりたいこと」の言い換え公式

XX な環境にいる △△ の人〇〇 な風になること を助けたい」

この形式に当てはめることで「誰の・どんな状況の・どんな変化を起こしたいか」が明確になり、漠然とした「やりたいこと」が具体的な志望動機・仕事の選択基準に変わります。

**具体的な例で見てみましょう。**

漠然とした「やりたいこと」 言い換え後 つながる業界・仕事
教育に関わりたい 家庭環境が恵まれていない子どもたち経済格差に関わらず可能性を伸ばせることを助けたい edtech・NPO・奨学金制度
食に関わりたい 忙しくて食事を疎かにしている共働き家庭栄養バランスの取れた食事を手軽に取れるようになることを助けたい 食品メーカー・フードデリバリー・ミールキット
人の役に立ちたい キャリアの壁にぶつかっている20〜30代の社会人自分の強みを活かした仕事に転換できることを助けたい 人材・転職・企業研修
テクノロジーで社会を変えたい 紙・アナログ業務が残っている中小企業の経営者ITを活用して業務効率化・コスト削減できるようになることを助けたい SaaS・ITコンサル・業務システム

💡 なぜこの言い換えが有効か

「やりたいこと」を「誰を・どんな状態から・どんな状態に変えたいか」に落とし込むことで、3つのことが明確になります。

業界・職種が絞れる:「誰を助けたいか」と「どんな変化を起こしたいか」が決まれば、それを実現できる業界・仕事が自然に絞られます
志望動機に直結する:この言い換えがそのまま「なぜこの仕事か」の根拠になります
面接で深掘りされても答えられる:「なぜその人を助けたいのか」という深掘りに、自分の過去の経験と結びつけて答えられます

STEP5:「なぜそれをやりたいのか」を自分の経験と結びつけて言語化する

STEP1〜4を経て「方向性」が見えてきたら、最後に「なぜそれをやりたいのか」を自分の過去の経験と結びつけて言語化します。この作業が面接での「入社後にやりたいこと」への答えになります。

💡 言語化の公式

「過去の〇〇という経験から、△△という課題・価値を感じた。それを□□という形で実現したい」

例:「塾講師のアルバイトで、勉強が苦手な生徒が分かった瞬間に見せる表情に強いやりがいを感じた(過去の経験)。日本の教育にはまだ一人ひとりに寄り添う仕組みが不足していると感じる(課題・価値)。テクノロジーを活用した個別最適学習で、学力や家庭環境に関わらず全ての子供が可能性を伸ばせる環境を作りたい(実現したい形)」

面接で「入社後にやりたいこと」を聞かれたときの答え方

言語化した内容を面接でどう答えるかが最後のステップです。

💡 面接での答え方の構成

①結論(何をやりたいか):「入社後は〇〇に携わりたいと考えています」
②根拠(なぜやりたいか):「その理由は、〇〇という経験から△△という課題を感じているからです」
③企業との接続(なぜこの企業か):「御社の□□(事業・中計・強み)がその課題解決に最も近いと感じています」
④長期的なビジョン(10年後のイメージ):「10年後には〇〇のようなポジションで、△△を実現したいと考えています」

⚠️ 「やりたいことがまだ分かりません」は最悪の回答

「やりたいことが完璧に決まっていなくていい」と言いましたが、それは「面接でそのまま言っていい」という意味ではありません。就活の段階では「今の自分の関心と方向性」を言語化して答えることが求められます。完璧なビジョンでなくても、自分の経験に基づいた「なんとなくこの方向に向かいたい」という言葉があれば十分です。

https://think-and-act-strategically.com/shukatsu-no-jiku/

言い換え公式の「XX・△△・〇〇」を自分で埋める方法

「公式は分かったけど、どうやって埋めればいいか分からない」という就活生向けに、空欄を埋めるための問いかけリストを用意しました。

💡「XX(環境)」を埋める問いかけ

✔ 自分の周囲で「もったいない・もっとうまくいくのに」と感じた状況はあるか
✔ ニュース・社会問題を見て「これは何とかしたい」と感じた課題は何か
✔ 自分自身がかつて置かれていた「困っていた環境」は何か(自分の過去が最も強い動機になる)
✔ 身近な家族・友人が抱えていた課題で「もっとうまく解決できたのでは」と思ったことは何か

💡「△△(人)」を埋める問いかけ

✔ 自分が自然と「助けたい・サポートしたい」と感じる人はどんな人か(子ども・高齢者・社会人・中小企業主など)
✔ 年齢・職業・状況など、どんな属性の人と関わることに充実感を感じるか
✔ 逆に、どんな人の変化・成長に喜びを感じるか

💡「〇〇(変化)」を埋める問いかけ

✔ その人にどんな状態になってほしいか(自信を持てる・選択肢が広がる・時間的・経済的に豊かになるなど)
✔ 自分が「これができた」と感じる瞬間はどんな変化が起きているとき(誰かが「分かった」という瞬間・課題が解決される瞬間など)
✔ 10年後の社会がどう変わっていてほしいか

「やりたいこと」と「就活の軸」の違い

この記事で扱う「やりたいこと」と、就活でよく使われる「就活の軸」は混同されやすいですが、役割が異なります。

概念 定義 就活での使い方
やりたいこと 「誰の・どんな課題を・どう解決したいか」という仕事を通じて実現したいビジョン。What(何をしたいか) 志望動機・入社後にやりたいことの根拠になる
就活の軸 「どんな環境・条件で働きたいか」という企業選びの基準。Where/How(どこで・どう働きたいか) 企業を絞り込むフィルターになる

💡 2つの関係性

「やりたいこと(What)」が決まると、それを実現できる業界・仕事が絞られます。次に「就活の軸(Where/How)」で「BtoBかBtoCか」「大企業か中小か」「国内か海外か」などの条件を加えることで、志望企業が具体的に絞り込まれます。2つは順番に使うものです。

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やりたいことを見つけるのに使えるツール・本

自己分析を深めるためのおすすめツールと本を紹介します。

ツール・本 種類 特徴・使い方
StrengthsFinder(クリフトンストレングス) 有料ツール 34の資質を測定し「自分の強みのパターン」が分かる。「やりたいこと」ではなく「得意なこと」を発見するのに最も有効
16Personalities(MBTI) 無料ツール 16種類の性格タイプに分類。無料で使える。自己理解の入口として活用し、そのまま信じ込みすぎないことが重要
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(八木仁平著) 「好きなこと×得意なこと×大事なこと」の3軸でやりたいことを見つける手法を解説。ワーク形式で書き込みながら進められる
リクナビ・マイナビの適性診断 無料ツール 無料で利用でき、業界・職種との相性が分かる。完全な精度はないが、業界研究の入口として活用できる

💡 ツール・本の正しい使い方

ツールや本は「やりたいことを見つけるヒント」として活用するものです。診断結果や本の内容をそのまま志望動機に書いてしまうと「本に書いてあることをそのまま言っている」と面接官に見抜かれます。あくまで「自分の過去の経験と照らし合わせて検証する材料」として使いましょう。

まとめ:将来やりたいことの言語化

就浪ゆう
就浪ゆう

最後に重要なポイントをおさらいします!

💡 重要なポイントのおさらい

✔ やりたいことは就活前に完全に決まらなくていい。社会人でも働きながら見つかるもの
✔ 見つからない理由は「仕事を知らない」「自己分析不足」「完璧を求めすぎ」の3つ
✔ まず「好き・嫌い・得意・苦手」と「やりたくないこと」から消去法で絞り込む
✔ 過去の体験の中に「やりたいことの種」が埋まっている。モチベーショングラフで掘り起こす
✔ インターン・OB訪問で仕事のリアルに触れることで「なんとなく」が「はっきり」に変わる
✔ 言語化の公式:「過去の経験→感じた課題・価値→実現したい形」で組み立てる
✔ 面接では「完璧なビジョン」ではなく「自分の経験に基づく方向性」を語れれば十分

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