もしかしたら、先輩から「SPIの対策をするなら○○という本が良い」や「××という本は合わなかった」など様々な情報をすでに仕入れているかもしれません。
世の中には就活に関する本がたくさんあります。
Amazonで「就活本」と検索するとなんと7000件以上もヒットします!
それだけ多くの本が世の中に出回っていると、どの本を活用したほうがいいのか判断に迷ってしまいいます。
そこで、今回は本当に役立つ就活本について気になるその内容と使い方について解説していきます!
就活に役立つ本だけを厳選したので、気になった人はぜひ購入してみてください!
就活本を使うメリット
オススメの就活本を説明する前に、そもそも就活本を使うメリットって考えたことありますか?私は主に2つあると考えているので、それをまずはお伝えします。
時間の節約
「就活は時間との戦い」であることは意識していますか?
もしこれを読んだ時期が大学3年の8月だとしたら、対策する時間は約4か月ほどしか残されていません。面接の解禁は4年の6月だと信じているようであれば、それは間違いです。
実際、内定率を見てみると4年の4月には5人に1人が、そして5月には2人に1人が内定を持っています。つまり、面接解禁の前から就活はスタートしており、6月はもはや終盤戦になるということです。
仮に3年の6月から就活を始めても1年間も時間は残されていません。
そして限られた時間の中でそしてと組むべきことは多くあります。
・自己分析
・業界/企業分析
・筆記試験対策
・面接対策
・インターン
・OB訪問
・企業説明会
・テストセンターへの受験
・大学のテスト
・アルバイト/サークル
例えば、あなたがインターンに1社参加すれば、約1週間は上記の活動はできません。
平均して4社~5社参加するといわれているので、インターンだけでも約1か月は削られます。
そう考えると、いかに残された時間が少ないか実感できるのではないでしょうか?
だからこそ就活本を上手に活用することで、時間を短縮して活動していくことが大切です。
就活の効率化
時間の短縮だけでなく、就活自体を効率化していくことも第一志望から内定を取るためには欠かせません。ライバルも含めて今までの人生で就活を経験したことがある人はいないからこそ、正しいやり方をいち早く実行できるかが勝負の分かれ目になります。
そう考えると就活って受験とも似ています。
皆さんの中に大学受験をするとき、すべてを一人でやった人はいませんよね?
必ず誰かを頼ったり、参考書を活用したりと最短ルートで合格できるように努力をしたはずです。
受験と同じように経験したことがないものに挑戦しようと思ったら「既存のものを活用する」ほうが言うまでもなく効率が良いです。
就活本には自己分析のフレームワークが用意されていたり、計算問題の計算過程が明記されていたりと、無駄な努力を省くことができます。仕事と同様に限られた時間しかないからこそ、あなたにしかできないことに時間を割くべきです。
幸い、予備校と違って就活本などは1冊1500円前後なので誰でも手が届く金額です。
「時間」や「効率」を買うことで、希望の企業に入れる可能性はグッと高まります。
そして希望の企業に入れれば1500円なんてすぐに返ってきます。
入社する企業によっては生涯年収が1億以上余裕で変わります。
だからこそ、就活に関するお金はケチらずに使ってほしいと思います。
自己分析に役立つオススメの本
自己分析では2種類の本がおすすめです!自分で自己分析を進めていく絶対内定とアンケ―トに答えるストレングスファインダーはどちらも自己分析をするにあたってオススメの本です!
絶対内定2022: 自己分析とキャリアデザインの描き方
「絶対内定2022: 自己分析とキャリアデザインの描き方」は自分の過去と未来について考えるためのワークシートが100枚近くある自己分析用の本です。
この本は他の自己分析本と異なり、かなり細かい観点まで自分の過去・未来について振り返ります。
・各時期ごとにどんなことを頑張ってきたか
・各時期ごとに思い描いていた夢
・将来欲しい年収
などなど
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
ストレングスファインダーは数多くの質問に答えることで、自分がどんな思考の好みを明らかにする自己分析ツールです。
自己分析本ではなく、自己分析ツールと書いたのは理由があります。
それは、ストレングスファインダーは本を買うとついてくるコードを使って質問に答えるからです。
そのコードを使って質問に答えるとすること以下4つのグループに分類されます。
⇒「人間関係力」の資質が高い人は、個人をまとめて、チームを単なる個の集合より優れたものにできるため、チームの高いパフォーマンスを支えます。
⇒「影響力」の資質が高い人は、管理能力があり、主張ができ、他者に伝えることができるため、チームの高いパフォーマンスを支えます。
⇒「思考力」の資質が高い人は、良い意思決定のための情報を吸収して分析できるので、チームの高いパフォーマンスを支えます。
⇒「実行力」の資質が高い人は、物事を実現させる能力にたけるので、チームの高いパフォーマンスを支えます。
面接対策に役立つオススメの本
面接に向けては4種類の本をお伝えします。面接全体の流れと面接官の質問の意図を把握するための「絶対内定シリーズ」。そして、自分らしさを正しく伝えるための「『言葉にできる』は武器になる」。そして、面接でプレゼンが必要な人には「プレゼン資料のデザイン図鑑」。この4冊を手に取ってみてください!
絶対内定2022 面接
「絶対内定2022 面接」は面接までの流れやどんなことに気を付けて就活をすべきかといった就活の基本をまとめている本です。この一冊だけで就活に必要な基礎知識はかなり網羅することができます。
主に、就活全体の流れやリクルーター面談だけでなく、OB訪問やGDなど面接以外についても触れてくれます。そのため人によっては逆に詳しすぎる部分もあるので、知っている部分は読み飛ばしていかないと時間が足りないくらいのボリュームになっています(笑)
特に就活を始めたばかりの人や一度就活の全体像を把握しておきたい人にオススメの一冊です!
絶対内定2022 面接の質問
「絶対内定2022 面接の質問」は他の記事でも取り扱っているくらいオススメの一冊です。
内容は面接官側の質問の意図について触れており、どんな回答をの望んでいるのか知ることができます。この本を読んでおくことで、普段のオーソドックスな質問から少し奇抜な質問まで、常に質問の意図を考えるくせがつくため、どんな面接にも対応できるベースができます。
特にインターンではESだけの選考だった人や本選考でESは通過するのに面接での勝率が悪い人にはぜひ読んでみてほしい1冊です!
「言葉にできる」は武器になる。
「『言葉にできる』は武器になる。」は自分の話す内容をより魅力的に相手に伝えたい人に読んでほしい1冊です。
多くの就活生は自己分析に時間をかけますが、自己分析した内容をどのように伝えるかはあまり時間を使いません。その結果、せっかく良い自己分析ができているのに、面接で自分を上手く伝えることができずに落ちる人が多くいます。
この本を活用すれば面接官にどのような言葉を使えば相手により刺さるのか?という観点について学ぶことができます。また、筆者の梅田さんはライターなので言葉の選び方もうまいです。どのような思考で言葉を選んでいるのかを知るだけでも価値のある1冊だと思います!
プレゼン資料のデザイン図鑑
「プレゼン資料のデザイン図鑑」は名前の通り、どうやってプレゼンの資料をきれいに作るのかを解説している本です。
就活においては、面接でプレゼンが入ってくる企業もあります。
そんな時に、用意した資料がダサいなんてことは避けたいですよね?
この本では資料の作り方について、言葉だけではなく実際の作成物を載せながら説明をしてくれます。そのため資料作りが苦手な人でも直感的に理解することができるので、社会人になっても活用できるオススメの1冊です。
業界理解に役立つオススメの本
インターンや本選考での企業選びなど、就活の序盤から最後までやり続ける必要があるのが業界分析です。業界分析はネットなど一人で行うのはかなり難しいため、早い段階から手元に置いて企業選びの参考にしたいですね!
「会社四季報」業界地図
「『会社四季報』業界地図」はどんな業界があるのか?その業界内の企業の立ち位置はどうなっているのか?といったことを調べていくときに手元に置いておきたい1冊です!
就活の最初の段階では、世の中にどんな企業があるのか調べたり、インターン先を探すのに役立ちます。また、後半では興味のない企業の共通点を言語化していくことで、第一志望の業界でないといけない理由をさらに強化することに使えます。
オススメの使い方は、気になった企業と気にならない企業を分けていき、その共通点を探すという使い方です。これは、面接が進むにつれて聞かれる「なぜ他社ではなく当社なのか?」という質問に根拠をもって答えるための準備として使えます。
◆業界地図についてもう少し詳しく知りたい人は「【就活本】就活を開始したら業界地図が必要な理由とオススメの使い方」へ
日経業界地図
「日経業界地図」は「『会社四季報』業界地図」と同様に業界や企業の立ち位置を把握するための本です。
よくある質問として「日経業界地図」と「『会社四季報』業界地図」どっちがいいの?というものがありますが、これに関しては好みになるかと思います。
個人的には「会社四季報」のほうが見やすく分かりやすいので、どっちでもいいよという人は「会社四季報」をオススメします!
○○業界の動向とカラクリがよ~くわかる本
この本は、業界内における働き方や今後の動向などがまるっとまとまった本になります。
既にどんな業界を受けようか決めた人はぜひ見ておくといい一冊です。
使い方としては業界の流れや法改正についての知識を入れることをオススメします。そうすることでその業界の経営方針を理解しやすくなり、志望動機で話す内容を一段レベルアップすることはできます。
分かりやすいところでは、教育業界ではセンター試験が大学入学共通テストへと変わることに伴い、英語の指導の重要性が増したことで、各企業が英語系教材について力を入れるようになりました。
教育業界に限らずどの業界にも流れというものが存在します。
その流れを押さえるために、ぜひ自分の業界があるか探してみてください。
ちなみに、種類としてもいくつかありますので、気になった人は確認してみてください!
筆記試験対策に役立つオススメの本
筆記試験の対策には2つのタイプの本を活用してほしいです。1つはどの企業がどのテストを課しているか知るための本。そして、志望企業で課されるテストが分かれば、あとは問題の練習するための本を活用しましょう!
SPIノートの会:この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!
「SPIノートの会:この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 」は企業がどんなテストを課しているのか、その情報を集めた本です。
近年SNSでも「○○はSPIを課している」などといった情報が手に入りやすくなりましたが、それでもこの本以上にまとまった情報はないでしょう。
インターンと本選考でテスト形式を変えてくる企業はほとんどありませんので、早い段階から手元に置いて、インターン選考の突破にも使いたい1冊です。
【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】これが本当のSPI3だ!
「【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】これが本当のSPI3だ!」は、初めてSPIの対策をする人にオススメの1冊です。
この本は問題数自体は多くありませんが、解く上での考え方を丁寧に説明してくれています。図解をして説明をしてくれているためかなり理解しやすい作りになっており、数学が苦手な人にとっては嬉しい作りになっています。
またテストセンター・ペーパーテスト・WEBテストティングの3つに対応しており、それぞれ出題されすい分野・されにくい分野・されない分野がどこなのかを学ぶことができるので、この後の学習も効率的に進めることができるようになります。筆記試験に自信がない人は、できれば夏の間に3周は終わらせておきたい1冊です。
これが本当のSPI3テストセンターだ! 2022年度版
「これが本当のSPI3テストセンターだ! 2022年度版 」はSPIのテストセンターに特化した1冊です。
テストセンターの結果は1年間使いまわすことができるため、秋や冬のインターンで使いまわせるスコアを取りたい人にオススメです。
また赤色の「【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】これが本当のSPI3だ!」と比較して、内容は簡潔になっている分、たくさんの問題に触れることができるのもこの本の特徴です。
「【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】これが本当のSPI3だ!」を解き終えた人はこの「これが本当のSPI3テストセンターだ! 2022年度版 」まで解いて完璧な状態でテストセンターにのぞみたいですね!
【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ!
「【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ!」はSPIとは異なり、一部の難関企業で出されるタイプのテストについて触れた本です。
SPIとは異なった形式で、図形の問題や計算問題などが出題されるため、玉手箱を初見でいいスコアを取ることはまず難しいでしょう。そのため、事前の対策が必要になります。
あなたが受けようとしている企業がSPIだけで対策できるのか、それとも玉手箱まで必要なのかは「SPIノートの会:この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 」を用いて、チェックしておきましょう!
【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】これが本当のWebテストだ!
「【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】これが本当のWebテストだ!」は主に外資系を受験する予定の人に読んでほしい本です。
これまでの筆記試験対策本と同様に、受ける企業が出題予定であれば買っておきたい本です。
ただし、この本を活用する人は本当に限られているため、関係のない人は買わなくて大丈夫でしょう。
やる気を高めるのに役立つオススメの本
就活中はどうしても結果に一喜一憂してしまい、モチベーションが変化しやすいです。特にモチベーションが下がった時に、早く戻さないと、ずるずると時間だけ経過してしまい、負のスパイラル状態になります。そうならないために私が読んでいた本を紹介します!
夢をかなえるゾウ
「夢をかなえるゾウ」は成功している人がどんな意識で行動しているのかを物語風に語ってくれる本です。
この本の中では、夢をかなえるゾウであるガネーシャがナポレオンやビルゲイツなどの著名人をどうやって一流に仕立てたかが書かれており、その考え方が就活でも活かせる内容となっています。
「自己啓発本って読んでいても楽しくないんだよな~」という人には、その価値観を変える1冊になるかと思いますので、ぜひ手に取ってみてください!
リクルートの口ぐせ
「リクルートの口ぐせ」は本の名前の通り、リクルートの人たちが使う口ぐせをエピソードとともに紹介する本です。
この本の凄いところは、「これだけ考えて行動している人たちがいるんだ!」ということに気づける点です。
就活をしていると、これくらい頑張ったから今日はいいかなと思ってしまうときがあります。そんなときにはこの本の言葉を目にすることで、もうひと頑張りしようと思い立たせてくれるので、自分の就活にもとても役立ちました。
今でもこの本で学んだ考え方が仕事で活かされているので、社会人になってからも何度も読み返しているオススメの1冊です。
考え方の役に立つオススメの本
就活を進める上で、あなたがとる行動のすべてはあなたのマインドに支配されています。そのため、そもそもの考え方を一流に近づけることができれば、必然的に就活の結果もよくなるでしょう。最後に3冊紹介します!
学びを結果に変えるアウトプット大全
「学びを結果に変えるアウトプット大全」はインプットよりアウトプットする重要性を説明した本です。
就活中はどうしても情報を得ることばかりに集中してしまい、実際の行動に移すことが少なくなってしまう人がいます。特に失敗が怖くて、インターンに出すのを躊躇したり、OB訪問を後回しにしてしまったりするとかなりの機会損失になります。
そんな一歩行動することが怖い人にこそ、アウトプットする重要性を理解するために読んでみてほしい1冊です。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」はどうやって人との関係性を築いていくのかを説明した本です。
この本がおすすめな理由は、就活で多くの人と関わる中で抱える悩みを解決してくれるからです。
内容は至ってシンプルで、他責ではなく自責の重要性を教えてくれるものです。
就活では、どうしても運で決まってしまうことが多くあります。
そんな時に、他責にして成長の機会を逃すのか、それとも自責にして次への成長につなげるかで就活中でも大きな差が生まれます。
だからこそ、就活生のあなたに早い段階で読んでほしい1冊です。
転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方
「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」は今後のキャリアを考える上で役立つ本です。
タイトルから分かるように、生涯年収を最大化するためにどんなキャリア選択をしていくとが必要なのか著者のmotoさんの実話をもとに語られます。
有名な企業に入社するのが正解ではなく、将来の理想像から逆算してファーストキャリアを選ぶことが重要です。
今後副業が解禁される企業も増えてくる中で、どのようにキャリアを選択すればいいのかを考えるきっかけになるオススメの1冊です。
まとめ:就活に役立つオススメの就活本
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
✔ 自己分析本は手元に置いておこう!特に最後まで使いたいと思えるものを使おう!
✔ モチベーションについても下がったときに対処できる方法を用意しよう!
コメント