BtoBについて
BtoBってなに?
BtoBとはBusiness to Businessの頭文字を取った言葉で、企業対企業で商売を行っている形態を指します。(場合によってはB2Bと記載するケースもあります。)おそらく就活をスタートして、初めて聞く言葉の1つではないでしょうか?
企業対企業…?
企業対企業というのは、世の中に出回っている商品やサービスではなく、企業用の商品やサービスを提供しているということです。
会社の中にはPCやプリンターなどの業務に必要なものがありますが、これらは一つ一つヤマダ電機のようなところから買っていては途方に暮れてしまいます。
そこで、企業に対して必要な商品やサービスなどを提供する別の企業が存在するわけです。
その企業をB to B企業と呼ぶわけです。
BtoBで代表的な企業一覧
なんとなくB to Bはイメージがついたけど、どんな企業が実際にB to B企業なの?
BtoBの企業は顧客の対象が企業なので、CMを打つことはあまり多くありません。そのため、多くの就活生にとっては名前を聞いたことがない企業も多くあるでしょう。
例えば以下のような企業がBtoBでは有名な企業です。
▶ セールスフォース
企業の営業活動を促進するためのツールを販売している
▶ SanSan
名刺管理ツールを中心として、企業の活動促進を支援している
▶ キーエンス
センサーメーカーで、医療機関や飲食店で活用されている
▶ 東レ
繊維素材メーカーで、航空機や医療などで活用されている
▶ TOTO
製造販売メーカーでトイレやシャワーなどが有名である
などなど
BtoB企業の中にはTOTOのようにBtoCを行っている企業もあるので、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれませんね。ですが、表に出ないBtoB企業も多くあるので、有名かどうかで企業を判断するのではなく、どんなことをしている企業なのかしっかりと調べましょう。
就活においてBtoBについて知っておきたいこと
就活において、BtoBの企業を受ける際には事前にBtoBを正しく理解しておくことで、志望動機を深めることができます。
・法人営業になるので、意思決定までの関係者が多く存在する
・競合他社とのプレゼン提案などが発生する
・長期的な信頼関係を築くことが求められる
・マーケティングが欠けていると、無駄足になることも多い
・購入者と活用者が同一とは限らない
BtoBの企業で働くということは、企業へのアプローチをするということになります。そのため、何かを決定するにも個人の意思だけでは動けないため、多くの関係者を巻き込むことが必要になります。
そのため、事前に反対する人を押さえておくことや、根回しを行う活動、さらにはどう優先順位をつけて活動するのかといった力が求められます。
その活動においてあなたの強みがどう活かされるのかを話すことができれば、問題はありません。
・関係者を多く巻き込む働きかけ
・意思決定者にアプローチする主体性
・事前に根回しを行った戦略性・論理的な説明力などなど
B to Cについて
BtoCってなに?
BtoCはBusiness to Consumerの頭文字を取った言葉で、企業対個人で商売を行っている形態を指します。(場合によってはB2Cと記載するケースもあります。)
BtoC企業は個人への販売がメインになるので、例えば保険の営業やヤマダ電機のように家電製品を販売しているような会社などが当てはまります。
対個人への活動が中心になるため、世の中の人に多く知られることがまず第一の活動になります。つまり、みなさんがCMなどで目にする会社の多くはBtoC企業ということになるわけです。
BtoCで代表的な企業一覧
BtoC企業は一般の消費者がお客となります。そのため、CMなどを使ってまずは認知をしてもらう必要があります。
つまり、日々テレビなどで見る企業は BtoC企業であることが大半です。
そんなBtoC企業の代表といえば
また、あえて名前を出していない企業も多くあります。例えばアリエールやパンパース、パンテーンを扱っている会社の名前は分かりますか?
これらの商品を扱っている会社はP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)という消費財メーカーです。
ほとんどの就活生はP&Gという会社は聞いたことがあっても、上記のような商品を扱っている会社だと知らなかったと思います。
それ以外にも日常で目にする以下のような企業も全て BtoC企業になります。
▶ JTB
旅行業を手掛ける大手企業
▶ キリンビール
飲料を中心とした販売業を行っている
▶ 明治
お菓子類を中心とした業界
▶ ファーストリテイリング
格安の衣類販売を手掛ける洋服メーカー
▶ コカコーラ
全世界でもっとも飲まれている飲料メーカー
などなど
就活においてBtoCについて知っておきたいこと
BtoC企業では、BtoB企業と求められる力が大きく変わります。
消費者が個人であるため、主観で買う買わないを選べたり、本当は必要がないものでもその時の感情で買ってしまうこともあります。
・意思決定者と購入者が同一人物
・購入決定までの時間がB to B よりも早い
・法人ではないので、1人1人に当たる数が多い・よりお客の変化が目に見える位置で働ける・薄利多売になりやすい・論理よりも感情に訴える
・論理よりも相手の心に訴えかけるトーク力
・商品や自分に対するブランディング力
・何度も諦めずに対応する継続力
結局どっちがいいの?
BtoBとBtoCの違いは分かったけど、結局どっちを選べばいいの?
結論あなた次第です!
ですが、ここまで読んでいただいた皆様にはどんな観点で選ぶといいのかをまとめました!
ぜひ参考にしてみてください!
・仕事を通して身に着けたい力は何か?
→働き方によって身に着けられる力は変わります。「将来、どんな力を身に着けたいからこの仕事を選んだ」と説明できること自体が面接を有利にすることができます。
・目立ちたいか?裏側を支えたいか?
→BtoCであれば、CMや普段はいるようなお店で自社商品を目にする機会が多くあります。自分が世の中に役立っているという実感が持ちやすいでしょう。一方で、BtoBであれば表にはあまり出ませんが、頑張る企業の裏側を支える実感を持って働けるでしょう。
・新規顧客を取りたいか、既存顧客を支援したいか?
→BtoCでもBtoBでも新規顧客を増やすケースも既存顧客の継続購入を支援するケースもあります。あなたがやりたいことは、価値を広めること(新規)なのか、価値を深めること(継続)なのかを見極めると、納得感のある選択ができるでしょう。
まとめ:BtoBとBtoCの違い
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ BtoCは表に立って有名な企業が多い。だからこそ、本当にいい企業か調べよう!
▶ 選ぶのはあなた自身。違いをもとに選択した理由を説明できるようにしよう!
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