社会人になってから、仕事ができる人をたくさん見てきましたが、ほぼすべての人が報連相を徹底してることにある時気が付きました。
チームをマネジメントする立場になってから、報連相をせず、他のチームの人に迷惑をかけているケースを見たり、「事前に相談してくれたら、その資料あるのに・・・」という経験をしてきました。
そういう人を見て、仕事を任せたいと思わなかったし、本人の知らないところで評価が下がってしまっていることが非常にもったいないなと感じたため、今回は報連相についての記事を描きました!
ぜひ最後まで読んでください!
そもそも報連相ってなんだ?いつするの?
まずは報連相の意味やポイントを理解していきまし
報連相という言葉の意味
報連相とは報告・連絡・相談の頭文字を取った言葉です。新人研修などで「報連相は大切だよ」という言葉を耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
この報連相というワード、誰しもが耳にしたことがあるはずなのに、その重要性を深く理解せずに、損をしているように感じます。実際に今まで出会ってきた人の中にも、こちらから聞かないと報連相がないため、「あの人は聞かれないと教えない」と評価が下がっていったた人もいました。
どうでしょうか?これを読んでいるみなさんは、どういうときに報連相ができると良いのか、人に説明できるレベルで理解できていますか?今回は報連相について徹底的に詳しくなって、できるビジネスパーソンになりましょう!
報連相をすべきタイミングとは?
報連相をすべきシチュエーションやタイミングを理解するために、こんな場面を措定してみましょう。
考えてみましょう:何が困る?
あなたは入社して5年目で部下を持つことになりました。新人を指導する立場にいるあなたは資料の作成を依頼しましたが、その新人は自分ひとりでどんどん作成を進めていきます。
その部下を管理する立場であるあなたは何が困るでしょうか?
・資料の完成度に認識の齟齬があり、思っていたものと違うものが完成してしまう
・どこまで進めているか分からず、あなたから毎回進捗を確認しないといけなくなる
などなど
ちょっと考えてもこんな風に、多くの問題が発生してしまいます。
こんな無駄なミスを回避するためには業務の完成度が20%・50%・80%の時と最低3回に分けて報連相をすると、都度無駄なことが発生せずに仕事が進められます。
報連相をしなくていいことってあるの?
結論として、報連相しなくていいこと=相手が気にしていないことです。
ですが、どんなところまでを気にするのかは立場や人によって大きく変わります。
そこで大切なのは、仕事を依頼されたタイミングで報連相のレベル感を相談しておくことです。
あとから「こんなことも聞いていいのかな・・・」となるくらいなら
最初から「細かいこともあとから聞いて平気ですか?」と先手を打っておきましょう!
報連相は誰にとってなぜ重要か
誰にとっても重要
仕事をする上で報連相は、仕事を管理する側(上司)と実際に仕事に着手している側(部下)の両方にとって重要です。
先ほどあったように、お互いにとって適切な報連相ができていれば
・やり直しをするなどの無駄に時間がかかることをしなくて済む
・言った/言わない問題を避けることができる
・わざわざ進捗確認をする手間とストレスから解消される
といったことに繋がります。
極論、仕事の報告をすべき相手(上司や顧客)が気になっていないことは報告の必要はほぼありません。ただし、同じ内容であっても報告すべきかどうかは時と場合によるので注意が必要です。
例えば、極論ですが「いまから出社します」という報告はいちいちいらないですよね?ただし、午前中体調が悪くて休んでいた時には午後に「いまから出社します」という報告を入れておいたほうが、上司からしても「来なくても大丈夫だよ」と伝えられますよね。シチュエーションによって報告すべきことは変わるということを意識しましょう!
業務の状況は誰にも分からないから(特に上司から)重要
特に業務において大切なことは、物事を前に進めることです。
つまり、手戻りは限りなく0にしていく必要があります。
※手戻り:済んだ作業工程をやり直すこと
すべての解決策をくまなく検討できる時間があれば手戻りがあっても問題ないのですが、残念ながらビジネスにおいてそんな時間はありません。
物事を前に進めるためには間違った方向に進まないようにすることも大切です。残念ながらビジネスは、一方が正解で、もう片方が不正解のような単純なものにはなっていないません。片方がダメだった時に、もう片方もダメという可能性があります。
つまり、相談なくすすめることは間違った方向に進んでいる可能性が高いということです。しかも、間違った方向に進んでいることは上司からは教えてもらえません。質の高いアウトプットを目指すのであれば、自ら上司に報告をすることで間違った方向に進んでいるのではないか?と上司に気がついてもらえるように働きかけなければいけません。
余談:報連相のし過ぎは悪なのか?
しないほうが絶対に悪
報連相の目的はいろいろありますが、その1つに判断の遅れを防ぐという目的があります。そのため、報連相が多すぎて困ることはありませんが、少ないことで重要なことが抜けもれてしまう可能性があります。報連相をするかしないか迷ったときは、報連相するということを徹底していきましょう!
報連相ができていない人の特徴
自分の基準で行動してしまうタイプ
このタイプは、周囲への影響を考えずに自分基準だけで行動してしまう人に多いです。
例えば、何か報告をする際に、その報告を受けて他の人の行動が変わるケースに気が付かずに、報告がギリギリになってしまうことがあります。分かりやすいイメージでは、飲み会のキャンセル報告がギリギリになり余計なキャンセル費用が発生する感じですね。
忙しくて判断を先延ばしにする際、「本当に自分だけで終わる仕事なのか?」を考えると同時に先輩などに質問をしておくと良いでしょう。
上司や周囲の人との関係性を築けていないタイプ
仕事をやり始めると、上司や先輩が忙しそうにしているため声をかけるのをためらってしまうことが良くあります。ためらっていることに気が付いてくれる人がいればいいのですが、なかなかそうもいかないケースが多いと思います。
自ら声をかけた際に上司や先輩に向き合ってもらうためのコツがあります。それは「○○について××が分からないだめ●分ほどお時間頂けないですか?△△までは自分で理解できたのですが・・・。」と相談をすることです。
忙しい人が嫌うコミュニケーションは①結局何が言いたいのか分からない②主体性がなく、すべてを丸投げした質問をしているのどちらかが多いです。
どこまでは自分で分かっていて、どこからが相談をしたいことなのかを分かりやすく伝えることを心がけるだけでも、相談に乗ってくれることが増えるはずです!
まとめ
最後に本日お伝えした重要なポイントのおさらいです!
▶ いらない手戻りが発生する仕事を減らすためにも進捗報告は細かくしよう!
▶ 一緒に働く人との関係性も報連相には大切なので、コミュニケーションも大切に!
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