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就活浪人のキャリア論 ─ 運営者「ゆう」
就活浪人を経てベネッセ・リクルートから内定。
300名超の就活相談から得た「自分を正確に伝える力」を発信しています。
■ 就活浪人を迷っているけど、踏み切れない人
■ 内定はあるが、本命に入れなかったことを引きずっている人
■ 就活浪人した人のリアルな体験談を知りたい人
就活浪人、しようかどうか迷っている。でも、本当に大丈夫なのか不安——。
この記事は、そんな状況にいる人のために書いています。
私自身、内定を持ちながら就活浪人を選んだ経験者です。しかも、大学入学時にすでに1年浪人し、学部変更でさらに1年延長していた状況で。就活浪人まで加えると、一般的な同期より3年遅れて社会人になるという選択でした。
当然、誰にも言えませんでした。
この記事では、その決断の経緯・浪人中に本当にしんどかったこと・逆転できた理由・そしてやって良かったと感じた瞬間を、できる限りそのままお伝えします。
私が就活浪人を決意した経緯
内定はあった。でも、もやもやが消えなかった
新卒の就活では、人材業界と教育業界、どちらにも同じくらい興味を持っていました。「人の成長やキャリアに関わりたい」という軸は共通していたからです。
最終的に、人材業界の大手企業から内定をいただきました。
ただ、第一志望だった教育業界の企業の選考で結果が出なかったことへの後悔が、ずっと心の中に残っていました。内定をもらっても、それが消えることはありませんでした。
卒業が近づく10月から12月。周囲はすでに内定先が決まり、卒業ムードが漂い始めていました。そんな中で私は1人、「本当にこのまま就職していいのか」と考え続けていました。
改めて自己分析をしてみると、やはり教育業界への思いが強いと気づきました。人材業界も好きだったけれど、自分が本当にやりたいことはそこではなかった。
内定先の同期に打ち明け、背中を押してもらった
内定辞退を決める前、1つだけ相談した相手がいました。内定先の同期です。
家族や友人には言えませんでした。反対されることが目に見えていたし、正直、恥ずかしい気持ちもありました。大学浪人で1年、学部変更でさらに1年。そこに就活浪人が加わると、同世代より3年遅れて社会人になる計算です。そんなことを親に言えるわけがない、と思っていました。
でも内定先の同期は、「やりたいことがあるならやればいい」と言ってくれました。
その言葉が、最後の背中を押してくれました。
就活浪人中、一番しんどかった時期
正直に言います。就活浪人中よりも、決断する前の10月〜12月が、一番しんどかったです。
第一志望に入れなかった後悔。就活浪人という選択をしていいのかという迷い。転職という選択肢も頭をよぎりながら、「結局どうするのが正解なんだ」と毎日考えていました。
誰にも相談できない状況で、1人でずっと考え続けることの消耗感は、就活浪人を経験した人にしか分からないと思います。
ただ、逆に言うと、覚悟を決めてからは気持ちが楽になりました。迷っている時期が一番しんどく、決断してからは「やるしかない」という気持ちに切り替わったからです。
逆転できた理由は、自己分析のやり直しだった
1年目の就活で、何が間違っていたのか
浪人期間に入ってまず考えたのは、「なぜ1年目の就活で第一志望に入れなかったのか」という問いです。
答えはシンプルでした。自分のことを、本当の意味で理解できていなかったのです。
面接で話す志望動機や自己PRは、どこかで聞いた言葉を組み合わせたものでした。自分の言葉のようで、自分の言葉ではない。面接官にはその薄さが伝わっていたのだと思います。
「絶対内定」で5万文字の自己分析をまとめた
浪人期間中にやったことは1つです。『絶対内定』という自己分析の本を使って、自己分析を完全にやり直しました。
本のフォーマットにのっとって、Wordでまとめた文字数は約5万文字。自分の強み・弱み・価値観・経験を、徹底的に言語化しました。
ここまでやったことで、「自分のことは何を聞かれても答えられる」という自信がつきました。面接でどんな質問が来ても、すべて自己分析から答えが引き出せる状態になっていたからです。
2年目の就活で面接の手応えが明らかに変わったのは、この自己分析のやり直しがあったからだと確信しています。
「嘘じゃないよね?」——内定の瞬間
第一志望の企業から内定の連絡が来たのは、1人でいるときでした。
人事の方から電話がかかってきて、「内定です」という言葉を聞いた瞬間、最初に思ったのはこれです。
「嘘じゃないよね?」
夢なのか現実なのか、一瞬分からなくなりました。就活浪人という選択をして良かったと、心の底から思えた瞬間でした。
やって良かった理由【3つ】
1. 本気で選んだ会社だから、苦しい時期も踏ん張れた
入社後、社会人1年目は正直しんどかったです。でも、諦めませんでした。
自分がやりたいことを実現できる環境だと信じて入った会社だったからこそ、お客様のことを真剣に考え、やるべきことを考え抜けました。その結果、入社1年目に営業部門の成功事例大会で支社代表として発表する機会をいただき、特別賞を受賞しました。
就活浪人して良かったというより、本気で選んだ会社だったから本気で働けた、という感覚です。もし妥協して就職していたら、あの1年目の踏ん張りはなかったと思います。
2. 就活浪人の経験が、その後の武器になった
失敗を認めて、原因を分析して、やり直す。就活浪人の1年間でやったことは、まさにそのプロセスです。
このプロセスは、社会人になってからも何度も使える思考の型になりました。うまくいかないことがあったとき、「原因は何か・何を変えるべきか」を冷静に考えられるのは、就活浪人の経験が土台にあるからだと感じています。
3. 新卒の選択がキャリアと年収を決めると、身をもって知った
就活浪人を経て入社した会社での経験を経て、現在は外資系企業で働いています。年収も、辞退した内定先と比べて大きく上がっています。
「新卒の会社なんて、どうせ転職するんだから関係ない」という声も聞きます。でも、最初の会社でどんな経験を積めるか・どんな環境に身を置けるかは、その後のキャリアに確実に影響します。就活浪人をしてでも納得した会社に入ることの意味を、今は数字として実感しています。
就活浪人をしないほうがいい人もいる
正直に書いておきます。就活浪人が全員に正解だとは思っていません。
今の内定先にもやもやを感じていない人は、就活浪人しないほうがいいと思います。
内定先への疑問や後悔がないなら、早く社会人になって仕事の経験を積み、転職でキャリアを作っていくほうが合理的です。就活浪人は、「このままでは納得できない」という強い気持ちがある人のための選択肢です。
就活浪人を迷っているあなたへ
最後に、1つだけ伝えさせてください。
自分の人生だからこそ、納得する選択をしてほしい。
誰かに言われたから会社を選ぶのではなく、自分がやりたいこと・実現したいことがあるから、その会社を使うという気持ちで最初の会社を選んでほしいです。
頑張れば必ず報われるとは言いません。でも、責任も含めて自分で人生を選んだという経験は、その後の社会人生活で間違いなく生きてきます。
就活浪人の1年間は、決して遠回りではありませんでした。私にとっては、キャリアの土台を作った1年間でした。
まとめ
- 内定を持っていても「納得できない」と感じるなら、就活浪人は選択肢になる
- 決断前の迷いの時期が一番しんどい。覚悟を決めてからは気持ちが楽になる
- 逆転の鍵は自己分析のやり直し。「自分のことを本当に理解する」ことが面接を変える
- 本気で選んだ会社に入ることで、入社後の踏ん張り方が変わる
- 就活浪人は「納得できない」人のための選択肢。もやもやがないなら早期就職が合理的


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